ホンダヴェゼルはコンパクトSUVとして最近では月間約5000台売れていた人気車種です。
しかし、その人気とは裏腹に、一部のユーザーからは「ひどい」「ダサい」「壊れやすい」といった、ネガティブな意見もあります。
本記事では、このようなネガティブな意見がなぜ新型ヴェゼルに寄せられるかを徹底分析しました。
是非参考にしてみてください。
新型ヴェゼルが「やばい」と言われる理由
新型ヴェゼルが「やばい」と言われる理由は、以下が考えられます。
- 外装のデザイン
- 足回りが硬い
- 貧乏人と揶揄されている
一つずつ見ていきましょう。
外装のデザイン
新型ヴェゼルのデザインは以下のポイントにおいて、少しネガティブな評価があると言われています。
- 外装が全般的に既視感のあるデザインになってしまっている
- フロントグリルがボディと同色でダサい
一つずつ理由を見ていきましょう。
外装が全般的に既視感のあるデザインになってしまっている
新型ヴェゼルのエクステリアは多くの人から既視感のあるデザインだと言われてしまっている節があります。
具体的には、マツダのCX-5、トヨタのハリアーといった車と比較されており、フロントはCX-5に似ていて、リアはハリアーに似ていると言われています。
こう見ると、フロントはヘッドライト箇所と、全体的なフォルムは似ているかもしれません。また、リアに関してもライトを一本線で繋げるスタイルはハリアーと共通しています。
このような既視感が、新型ヴェゼルを「やばい」や「ダサい」と揶揄する理由になっているのかもしれません。
しかし、実物を見ると「そこまで似ていなかった」、「全体的なバランスとしてはヴェゼルもかっこいい」という声も聞くので、百聞は一見にしかずというように、実際に足を運んで確認してみた方が良いと思います。
フロントグリルがボディと同色でダサい
新型ヴェゼルと旧型ヴェゼルにおいて、デザインの大きな違いとして挙げられるのが「フロントグリルが同色であること」です。
これは、「シンプルさと上品さ」を表していると捉える方々もいますが、逆に存在感がなさすぎてダサい、と考える方々もいます。
加えて、「EVでないのにEVを意識しているようでダサい」という声も上がっています。このように、同色グリルはまだ一般的ではなく、賛否両論があるデザインと言えるでしょう。
これに関しては、「新型ヴェゼルはフロントグリルがダサい?|ヴェゼル新旧比較!」で解説をしています。
このようにパーツパーツをピックアップすると「ダサい」と指摘できる部分が多くあるかもしれませんが、筆者としては全体を見るととてもかっこよくまとまっている車だと思います。
また、外観だけでなく機能性も加味してヴェゼルを購入するかどうかを検討するべき、とも思います。だからこそ、冷静になって自分の車の理想的なサイズ・走りなども考えながら、ヴェゼルを他の車と比較しましょう。
足回りが硬い
ヴェゼルの乗り心地は、硬いという評価がなされることが多いです。足回りが硬いと突き上げられる感覚や地面の凹凸を直に感じる感覚があり、乗り心地が悪くなってしまいがちです。
しかし、この足回りの硬さに関しては賛否が大きく分かれる内容となっています。
他の方々の中には、「全く気にならなかった」「上品に凹凸をいなしている」という主張もあります。
実際に乗ってみて、自分に合う硬さがどうかを確認することが最も効果的ですが、購入した後でも多少調整はできます。例えば、サスペンションの調整やダンパーのアップグレードは可能です。
しかし、何もしなくても理想的な乗り心地であることが一番良いので、一度試乗してみることをお勧めします。
貧乏人と揶揄されてしまっている
ヴェゼルはその普及率や中古車市場での安さから「貧乏人の車」と揶揄されてしまっている節があります。そして、そのせいで「新型ヴェゼルはやばい」と思われている可能性もあります。
実際に、ヴェゼルの販売価格は極端に高いわけではなく、お手頃な価格設定であると思います。
グレード | FF | 4WD |
---|---|---|
G(ガソリン) | 2,399,100円 | 2,619,100円 |
e:HEV X(ハイブリッド) | 2,778,600円 | 2,998,600円 |
e:HEV Z(ハイブリッド) | 3,001,900円 | 3,221,900円 |
e:HEV PLaY(ハイブリッド) | 3,418,800円 | – |
しかし、ヴェゼルのデザインはSUVクーペらしいスタイリッシュなデザインのため、ここでの値段とルックスの距離が「貧乏人」というレッテルをつけられてしまう理由かもしれません。
ただし、裏を返せばヴェゼルはコスパの良い選択とも言えると思います。ですので、「やばい」「貧乏人」といったレッテルはあまり気にせず購入した方が良いと思います。
詳しくは「ヴェゼルは貧乏人の車?実はコスパ最強の選択だ!性能・価格徹底分析!」をチェックしてみてください。
おまけ:旧型が良すぎたから新型ヴェゼルがやばいと言われている?
以上のように、新型ヴェゼルには様々なネガティブな意見がありますが、このようになっている根本的な理由として「旧型が良すぎた」可能性があると筆者は思います。
旧型は2014年~2016年の三年間連続で年間SUV新車登録1位するほどの人気を誇っており、SUVとクーペを融合させた強さと滑らかさを兼ねそうなえたデザインは評価されていました。
その丸みのあるデザインに比べて、新型はより現代的なトレンドを取り入れたデザインになっています。
確かに、新型ヴェゼルも2021年のモデルチェンジから強い人気を博していますが、旧型ヴェゼルを知ってしまっている人からするとこのようなデザインの違いから違和感を感じる部分もあるのかもしれませんね。
まとめ:新型ヴェゼルは「やばい」のか?
新型ヴェゼルが「やばい」と言われてしまう理由として挙げられるのは以下のとおりです。
- 外装のデザインに対する不満
- 足回りが硬い
- 貧乏人と揶揄されてしまっている
しかし、このような批判を浴びつつもヴェゼルはSUV市場の中でかなり高い人気を博しており、その理由はスタイリッシュさと機能性にあると思います。
是非、皆さんも「やばい」「ダサい」という意見から「めちゃくちゃ乗りやすい!」「かっこいい!」という意見まで、様々な話を聞いてから判断してみてくださいね。