ヴェゼルにはRU系(初代ヴェゼル)とRV系(2代目ヴェゼル)があります。
そしてRU系の中でもRU1/2/3/4と型に違いがあります。カスタマイズなどをしようとすると、この型版が大切になってくることもありますよね。
だからこそ、本記事は
- RU系(初代ヴェゼル)を買いたいけれども、RU3とRU4、どちらを選べば良いかわからない
- RU3とRU4の具体的な違いがわからない
という人たちのために、RU3と4の違いを解説します。
是非、ご参考にしてください。
ヴェゼルの「RU系」(初代ヴェゼル)とは何?
ホンダ ヴェゼル RU系(初代ヴェゼル)は2013年12月の登場から、その洗練されたデザインと実用性で多くのファンを魅了し続けています。
SUVの力強さとクーペのエレガンスを兼ね備えたこの車は、さまざまなユーザーのニーズに応えてきました。
デザインと機能の良い塩梅
ホンダの人気コンパクトカー「フィット」を基に設計されたヴェゼル RU系は、コンパクトな外観とは裏腹に、内部は広々とした空間を提供します。独自の「センタータンクレイアウト」技術により、後部座席は足元が広く、またシートの可動性にも優れています。荷室の容量も393Lと広く、日常の買い物から週末のアウトドアまで、幅広い用途に対応できるのが魅力です。
パワートレインと走行性能
初代ヴェゼル RU系は、1.5L 直4ガソリンエンジン、ハイブリッド、そして後に加わったターボエンジンという、3つのパワートレインを提供しています。特にハイブリッドモデルは燃費性能に優れ、27.0km/Lを実現。また、最小回転半径5.3mで取り回しも良好で、市街地の運転にも適しています。
安全性能の高さ
2016年以降、ホンダの先進的な安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備され、安全性能が一層強化されました。衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など、安心して運転できる機能が多数搭載されています。
初代ヴェゼル RU系は、そのスタイリッシュな外観、広々とした内部空間、優れた燃費性能、そして高い安全性能により、幅広いユーザーから支持を受けています。中古車市場でもその人気は高く、多彩なグレードから選べる点も魅力の一つです。
ヴェゼルは今まで貧乏人の車と揶揄されることもあったそうですが、そのようなことは全くないですね。
ヴェゼルRU3とRU4の違いとは?
ヴェゼルのRU3とRU4の違いは、ハイブリッドFFかハイブリッド4WDの違いです。
要するに、駆動方式の違いですね。FFは「フロントエンジン・フロントドライブ」の略で、4WDは「四輪駆動」という意味です。
では、どのようにRU3とRU4は違うのでしょうか?
FFと4WDの違いから推測される、RU3とRU4の違いを以下に記載します。
RU3とRU4: 駆動方式の違い
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)を使うRU3と4WD(四輪駆動)を使うRU4は、エンジンなどの重いパーツの位置の違いにより、乗り心地にも違いがあります。
RU3の特徴とメリット
RU3の特徴・メリットは以下の通りです。
- 駆動輪が前方に配置されている
- 直進安定性に優れる
- グリップ力がある
- 燃費が良くなる
FFはエンジンと駆動輪が前方に配置されているため、直進安定性に優れています。重いエンジンが前輪に荷重をかけるため、滑りやすい路面でもグリップ力が維持されやすいです。また、駆動系の構造が比較的シンプルであるため、車両の重量を軽減し、室内空間を広く取ることができます。これにより、燃費の向上と価格の抑制が可能になります。FFは特に日常の街乗りや長距離の移動に適しています。
RU4の特徴とメリット
RU4の特徴・メリットは以下の通りです。
- 全輪が駆動する
- 悪路・雪道での走行性が高い
- 安定性・操縦安定性がある
- 重いため燃費が悪化する
RU4は全輪が駆動するため、悪路や雪道での走行性能が高いのが特徴です。均等に力が分散されることで、走行安定性や操縦安定性が向上し、特に滑りやすい路面やオフロードでの性能が顕著になります。また、高速走行時の安定性も優れているため、さまざまな路面条件での運転に対応できます。ただし、駆動系の複雑さから重量が増加し、燃費が悪化する傾向にあります。また、価格もFFに比べて高くなることが一般的です。
ヴェゼルのRU3とRU4、どちらを選べば良い?
自動車の選択において、駆動方式は重要な要素の一つです。FF(フロントエンジン・フロントドライブ)を用いるRU3と4WD(四輪駆動)を用いるRU4は、それぞれ特有の特徴とメリットを持ち、あなたの運転スタイルや用途によって適切な選択が異なります。以下のガイドラインを参考に、最適な駆動方式を見つけましょう。
使用環境と走行安定性
- RU3は主に都市部や一般道での使用に適しています。直進安定性に優れ、滑りやすい路面でもグリップ力が保たれるため、日常の街乗りに最適です。
- RU4は悪路や雪道での走行性能が高く、全輪駆動のため走行安定性に優れています。山間部や積雪地域での運転、またはオフロードでの使用に最適です。
燃費と経済性
燃費と経済性は、長期的な車の運用コストに大きく影響します。
- RU3は駆動系がシンプルで軽量なため、燃費が良く経済的です。日々の運用コストを抑えたい方にはFFがおすすめです。
- RU4は駆動システムが複雑で重く、燃費が劣る傾向にありますが、走行性能に優れているため、特定の条件下での運転を重視する方に適しています。
車両価格と室内空間
予算と室内空間の広さも重要な選択基準です。
- RU3は製造コストが低く、価格が比較的安価で、室内空間も広く取れる車種が多いです。予算に限りがある方や広い室内空間を重視する方に適しています。
- RU4は複雑な駆動システムのため、一般的にはFFより価格が高めです。しかし、その分走行性能は高く、特定のニーズを満たすための投資として考えることができます。
車の用途
最終的に車を選ぶ際は、その用途を明確にしておくことが重要です。
- 日常的な街乗りや長距離のドライブ、そして燃費を重視する場合は、RU3の方が良いです。
- 対して、アウトドア活動や悪路での使用、安定した走りが求められるシーンでは、RU4が適しています。
最終的な選択
どちらの駆動方式を選ぶかは、あなたの運転環境や使用目的に大きく依存します。RU3は燃費と価格のバランスが良く、都市部や一般道での運転に適しています。一方で、RU4は悪路や雪道での安全性と走行性能を重視する場合に最適です。
ここを見比べて、自分に最適なタイプを選んでみてください。
参考までに、ヴェゼルの公式サイトも確認してみてください。
ヴェゼルRU3とRU4比較の総まとめ
- ホンダ ヴェゼル RU系の概要:2013年12月に登場した初代ホンダ ヴェゼルで、SUVとクーペの特徴を兼ね備えたデザイン。
- デザインと機能性:「フィット」を基に設計され、コンパクトながら広々とした内部空間を提供。独自の「センタータンクレイアウト」技術で後部座席と荷室(393L)が広い。
- パワートレインと走行性能:1.5L 直4ガソリンエンジン、ハイブリッド、ターボエンジンを搭載。ハイブリッドモデルは27.0km/Lの燃費を実現し、最小回転半径5.3mで市街地での取り回しも良好。
- 安全性能:2016年から「Honda SENSING」を標準装備。衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能などを含む。
- 人気と中古市場での立ち位置:スタイリッシュな外観、広い内部空間、優れた燃費性能、高い安全性能で幅広いユーザーから支持を受け、中古車市場でも人気。
- ヴェゼルRU3とRU4の違い:RU3はハイブリッドFF(フロントエンジン・フロントドライブ)、RU4はハイブリッド4WD(四輪駆動)。
- RU3の特徴:前方に配置された駆動輪により直進安定性が優れ、滑りやすい路面でのグリップ力が良く、燃費も良い。
- RU4の特徴:全輪駆動で、悪路や雪道での走行性能が高く、走行安定性と操縦安定性が良いが燃費は劣る。
- 選び方のポイント:RU3は都市部や一般道、燃費を重視する場合に適している。RU4は悪路や雪道、安定した走行性能を求める場合に適している。