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今年も本格的な冬がやってきましたが、ウインタースポーツやネーチャーウォッチング、ウインターイルミネーション巡りなど、この時期ならではの楽しみも多いかと思います。
また帰省などで年末年始に、長距離ドライブをされる方も多いのではないでしょうか?
冬のドライブでは路面の積雪や凍結への対策だけでなく、寒さ対策もしっかりしておきたいものです。
今回は、冬場のドライブに準備しておきたいこと、あると便利なグッズを紹介させていただきます。
このページの目次
スタッドレスタイヤのみでは通行できない場合もあります
大雪特別警報や大雪に関する緊急発表など、異例の降雪が予測される場合は、道路に「タイヤチェーン規制」が、高速道路や幹線道路に発令される場合があります。
2018年12月の法改正により、「タイヤチェーン規制」が発令中の道路はスタッドレスタイヤなど冬用タイヤを装備していても、タイヤチェーンを巻かなくては通行することができません。
積雪量が多い地域やこれから大雪が予想される地域へお出かけの時には、タイヤチェーンは必需品と言っても過言ではありません。
タイヤチェーンには金属製やゴム・ウレタン製、布製などがありますが、緊急用として考えるならば、装着が楽で乗り心地もよいゴムやウレタン製がよいでしょう。
お出かけ前には、ここをチェックしましょう
ウインドウオッシャー液は量と濃度をチェック
雪が降っている時には、先行車の泥が混じった雪はねなどでウインドウウォッシャー液は、普段よりも使用量が増えてしまいがちですので、出発前にタンクを満タンにしておきましょう。
また、氷点下の気温では水に近い薄い濃度では凍ってしまい役に立ちませんので、濃度も確認しておくことが必要です。
ディーゼル車は軽油の凍結に注意が必要
ディーゼル車で使われる軽油は、温度によってはシャーベット状になってしまい、燃料が供給されなくなってエンジンが動かなくなることがあります。
そのため寒冷地では凍結対策をしっかりされている3号や特3号の軽油が冬場には販売されているのですが、温暖地で販売されているのは凍結対策がさほどされていない1号や2号の軽油がほとんどです。
温暖地から寒冷地へ行く際には、出発する前に軽油を満タンにしないで、現地でも給油をすることが必要になります。
スキーなどへ泊りがけで出掛けて、翌日に軽油が凍ってしまいエンジンがかからないトラブルが、意外にも多いようです。
積雪が多い地域ではスタック対策も必要です
積雪が多い地域では、スタック(タイヤが雪にはまって動けなくなること)も起こりがちです。
万が一スタックして脱出する際に、さすがに手で雪をかき分けることは厳しいでしょう。
スタックした際にタイヤ付近の雪を取り除くために、スコップを準備しておくと安心です。
車載しておくことや扱い易さを考えると、重たい金属製のものよりも、軽くて丈夫なポリカーボネート樹脂のものがよいでしょう。
あると便利・快適なグッズも要チェックです
泊まりがけのドライブには必需品かも?
ウインタースポーツや旅行などで泊りがけでのドライブでは「朝起きてみたら車の上にどっさりと雪がつもっていた」なんてことは、あるあるです。
車に積もった雪を降ろさなくてはいけない時に便利なものが、スノーブラシとアイス・スクレーパーです。
ボディの雪はスノーブラシで落として、窓ガラスの雪や氷はアイス・スクレーパーで落とせば、服や手を汚すことも少ないでしょう。
両方が一体化されたものもありますので、準備しておくことをおすすめします。
冬場の車内は暖房で乾燥しがちです
冬場はただでさえ湿度が低いのですが、車内の空気は暖房で乾燥しがちです。
乾燥した環境はインフルエンザなどのウイルスにとっては好都合なだけでなく、喉やお肌にもやさしくありませんよね。
車内の乾燥対策として、USB電源などで駆動する加湿器を準備しておくとよいでしょう。
USB電源の加湿器はタンク容量が小さいので、補充する水をペットボトルなどに準備しておくこともおすすめです。
凍りついたウインドウには解氷スプレーが便利です
雪は積もっていなくても、冬場の朝に車のウインドウが凍りついてしまうことは、温暖な地域でもよくあることです。
急いで出掛けたい時などに、熱いお湯をかけてしまうのは、窓ガラスが温度差で割れてしまうことがありますのでおすすめできません。
解氷スプレーを準備しておけば、すばやく融かすことができるので、冬場は日常でも準備しておくとよいでしょう。
冬のドライブは、夏以上に備えが大切
今回は冬場のドライブに準備しておきたいこと、あると便利なグッズを紹介させていただきました。
寒さも厳しい季節ですが、この時期ならではの冬場の楽しみもたくさんあります。
この記事をお読みいただいたみなさんに、快適で安全な冬場のドライブを楽しんでいただければ幸いです。
最後に一点ですが、積雪量や気温など、地域によって大きな差があるのも冬場の特徴ですので、お出かけする地域の気象情報も必ず確認してから出かけましょう。
【参考】
● JAF(一般社団法人日本自動車連盟)「雪道を走る前に準備しておきたいものとは?」