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新型コロナウイルスの影響を受けて2020、2021年と開催を見送られていたNYモーターショーですが3年ぶりに開催されています。
環境問題に対する関心の高まりから、参加したメーカーはEVの展示に力を入れている結果となりました。
NYモーターショーでEV市場の競争の激しさが明らかに
今月13日に3年ぶりNYモーターショーが開催されています。
登場している自動車はEVが多く、どのメーカーもEV市場でのシェアを少しでも獲得しようとしていることがわかります。
会場内にはEV専用の試乗コースがあり、入場者は実際に乗ることも可能になっています。
クライスラーはEVの試作車を発表し、1回の充電で最大600kmを走行可能と燃費の良さをアピールしました。
韓国第2位のメーカーである起亜自動車も小型SUV「Niro」の新型EVを披露しています。
また、ベトナム初の自動車メーカーであるビンファストも自社製EVを展示しており、競争が激化していることがわかります。
14日までは報道関係者のみになっていて、一般公開は15日から24日まで行われます。
国産メーカーはテスラのシェアを奪えるか
アメリカでのEV市場はテスラが圧倒的なシェア率を誇っており、調査会社LMCオートモーティブによるとアメリカでは66%で他のメーカーを圧倒しています。
国産メーカーでのトップは日産自動車の3%ほどなので、かなり苦戦していることがわかります。
ジョー・バイデン大統領は2030年までに新車販売の50%をEVにするとしていて、ニューヨーク市ではバスやタクシーがEVに切り替え始めています。
そして、充電インフラの整備も始めているのでこれから進出を目指しているメーカーにとっては追い風と言えるでしょう。
国産メーカーではSUVタイプのEVで対抗をしており、日産自動車の「アリア」やトヨタ自動車の「bZ4x」などが展示されていました。
有名メーカーだけでなく、ベトナムやオーストリアの自動車ベンチャーもEV展示を行っているため多くの企業がアメリカ市場を重要視していることがわかります。
ガソリン車だけでなく、EV市場でもシェアを獲得してほしいですね。
NYモーターショーがモーターショウ開催の契機になるか
コロナウイルスの影響で自粛をしていたモーターショーなどが開催されるようになったのは嬉しいニュースです。
各メーカーの車を一気に見れる機会は滅多にないのでこれからも続いて欲しいですね。
これを機に、各国でのモーターショウの開催が続くと、モーターファンとしては嬉しい限りです。
それにしても、テスラは強いですね。日本メーカーが、テスラの牙城をどのように切り崩すのかが見ものです。