- 全損とは?全損となった車の2つの選択肢と車両保険について解説! - 2022年4月22日
- 事故車の売り方を損傷レベル別に紹介!高く売るためのコツを4つ伝授 - 2022年4月14日
- 自損事故とは?実際に自損事故を起こした時の対処方3STEPで解説 - 2022年4月13日
「車を売りたい。でもまだローン返済が残っている。それでも売ることってできるのかな…?」
お答えします!ズバリ…売れます!
ローンの残債が残っていても、残債を精算することで車の売却はできるのです。
ただ、ローン返済中の車を売るには所有者が誰であるのかということがとても重要になります。
そこで、ここでは ローン返済中の車の売却方法と絶対に知っておきたい売却時の得する知識をお伝えしていきます。
このページの目次
ローン中の車売却はできる!2つの残債精算方法
記事冒頭でもお伝えしましたが、車はローン中でも売却することが可能です。
ただし、残債がある場合には次の2つの方法どちらかで精算する必要があります。
- 一括返済
- ローンを組み換えて支払い
まずはこの2つの残債精算方法について詳しくお伝えします。
1-1:一括返済
ローン中の車の残債を精算する方法として、最もシンプルな方法が「一括返済」です。
車の売却金額が残債額より高ければ、その売却金額で一括返済することができます。もし売却金額が残債額より下回った場合でも、現金で差額分を支払うことも可能です。
1-2:ローンを組み換えて支払い
車の売却金額が残債を下回った場合で、一括返済ができないなら「ローンを組み換えて支払い」をしていく方法も1つの手です。
この方法だと、残債自体は抱えたままで車だけ手放すという状況になります。
残債は必ず精算しなければ、車を売却することはできないということを頭に入れておきましょう。
重要!車の名義人を確認しよう
車の名義人が本人である場合と、そうでない場合では売却する手続きが大きく異なります。
自動車検査証(車検証)に記載されている「所有者」の欄に自分の名前がない。つまり、本人名義でないとき、基本的にはその車を売却することはできません。
ただし、所有者を自分名義に変更することで車の売却は可能になるのでそのやり方を紹介します。
2-1:本人または家族が車の名義人である
この場合、特に問題なく車を売却することができます。
ただし、所有者が自分ではなく家族であっても売却時にその所有者本人が同席する もしくは
名義人の実印が押された委任状と印鑑証明を持参する などしなければ売却の手続きを行う事はできません。
また、利用しているローンによっては例え自分名義であっても支払い中の売却を禁止していることもあるため
事前に確認が必要です。
2-2:ローン会社やディーラーなどが車の名義人になっている
銀行のマイカーローンでない限り、ほとんどこちらに該当します。
これはローン会社が購入代金を肩代わりしたため所有者がローン会社になっておりローンを完済すれば所有権が移る仕組みです。
この場合、車を売却するには所有権解除つまり名義変更をしなければなりません。
名義変更の手続きにはたくさんの書類が必要で管轄の運輸支局へ行くなど大変面倒ではありますが、ほとんどの場合お願いすれば買取業者が代行してくれます。
車売却で得するために知っておくべき5つの知識
ローン中の車を売却する方法についてお伝えしました。
これは基本中の基本でしたが、売却する際に知っておくべき次の5つの知識はとても重要です。
3-1:一括査定サイト
車を少しでも高く売るために、複数の業者で査定を受けて査定額を比較するのはとても大切です。
とはいっても、いくつもの業者に連絡して査定してもらうと、面倒すぎますよね。おまけに時間もかかります。
そこでオススメしたいのが一括査定サイトです!
このサービスを使うと、一度の入力でいくつもの会社に査定の依頼をすることができます。
サイトによっては利用料もかからないのでぜひ活用してみてください。
3-2:自分の車に詳しくなる
- 車の年式
- 色
- 販売台数
- 装備…etc
自分の車について詳しく知っておくことで
査定士へのアピールポイントを作ることができ、同時に査定士もヘタな査定ができなくなります。
特にオプションは広範囲にわたり、その車専用の純正の物など高い査定につながるのでチェックしておきましょう。
3-3:キレイにしてから売却する
第一印象(見た目)はそのあとの査定士の判断に繋がりやすい大事なポイントです。
少しでも綺麗な方がポジティブな査定をしてくれます。落とせる汚れは落とし、掃除をしてから査定をして貰いましょう。
ただし、キズに関しては自分でどうにかしようとすると逆に良くない影響をもたらす可能性があるのでそのままを査定してもらった方がいいです。
3-4:売却時期
中古車買取業界の決算時期は1月~3月・9月~10月です。
この時期を狙うと、業者は売上目標を達成するために少し高くても買い取ってくれます。
特に売却を急いでいないのであれば、オススメの方法です。
また、フルモデルチェンジ後は新型へ乗り換える人が多いため中古車市場に旧モデルの在庫が増えてしまいます。
つまり、メーカーがフルモデルチェンジを発表した後は、査定額が下がっていくのでその前に売るのがポイントになります。
3-5:業者に質問する際は十分時間を作る
車の売却時には大きな金額が動くためトラブルが起こりやすいです。
そういったトラブルを防ぐためにも、買取業者とは積極的に話し合う必要があります。
疑問や不安な部分があるのは当然で、質問をせず、分からないことを分からないままにしてしまうといずれ損をしてしまうのは自分です。理解できるまでとことん話し合うためにも、空いている時間に突然行く、のではなく休みを取るなどして、事前に予約してから訪問しましょう。
オーバーローンには注意!支払い設計を考える
最後にローン中に車を買い替えるときに注意してほしい「オーバーローン」について説明します。
ローン中に車を買い替えてもローンの返済義務は必ず残ります。
売却した車の金額でローンが完済できるのなら何も問題はありません。
しかし、買い替えることで新しい車の支払いと残ったローンの残債を同時に行わなければならない場合、この2つのローンの合計金額を分割して月々支払いをしていく「オーバーローン」はやめましょう。
オーバーローンにすることで別々に支払うより、月々に支払う金額が安くなるため一見、良いシステムのように感じますが、
ローンがなくなるわけではなく、返済を先延ばしにしているだけなので金利のことを考えると確実に損をしていることになります。
ローンの返済は、無理なく計画的に行える方法を選択しましょう。
まとめ
- ローンが残っていても車を売ることはできる
- 所有者がローン会社にある場合は、ローンを返済し、買取業者に名義変更をしてもらう必要がある
- ローンが払いきれない場合でも、ローンの組みなおし・借り換えで対応できる
ローン中に車を売却するときのポイントはローンの残債に対していくらで買い取ってもらえるのか。
ローンの残債よりも車の売却金額が低いと追加で支払う必要がある。という点です。
必ず、ローンの残り金額と車の買取金額を把握し、何のために売るのか、売ったあとどうなるのかを考えて本当に売る必要があるのかを見極めることが大切です。