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トヨタが高級車ブランドとして展開し、高い人気を誇っているレクサスが新型SUVを発表しました。
今回、発表されたSUVはレクサス初のEV専用車になっており、走行距離などの性能も含め注目を集めています。
レクサスならではのEV専用車に
4月20日にレクサスはYouTubeチャンネルで新型SUV「RZ」の詳細をオンライン発表しました。
プラットフォームはBEV専用の「e-TNGA」を採用し、乗り心地や高い安定性を生み出しています。
フロントデザインはレクサスの伝統ともいえる「スピンドルグリル」を受け継ぎながら、EVで多く見られるグリルレスでスマートな印象を与えています。
従来の円形ステアリングだけではなく、飛行機の操縦桿に似たデザインのステアリングも用意されています。
通常の自動車であればステアリングの持ち替えを要求される場面が多いですが新型ステアリングは持ち替えが必要ない設計がされており運転手の負担を軽減するシステムになっています。
「bZ4X」との差別化はどうなるのか
トヨタが今年発売予定の新型SUVでは「bZ4X」があり、「RZ」とは方向性の違いが感じられます。
「bZ4X」は走行距離が前輪駆動モデルで516km、「RZ」は450kmと距離の違いがあります。
ここの走行距離の違いには、レクサスが高級車ブランドとして安全機能や快適な車内空間を作るために施された機能の差があるでしょう。
ドアの開閉時には世界初となる陰影イミテーションを使用したデザインが浮かび上がり、運転席から後部座席まで広がるパノラマルーフ機能など、特別な空間を作るための工夫がされています。
また、エクステリア・インテリアデザインにもこだわっていて、レクサス独自の「スピンドルボディ」と合わさって高級感を感じる仕上がりです。
レクサス初の渋滞支援機能「アドバンスドライブ」を採用していて、渋滞時にはシステムが作動して運転サポートを行い疲労を軽減するようになっています。
レクサスブランドとしてデザイン性を重視
レクサスがSUVで初めてEV専用車を出すということで、これまでのデザインやイメージが変わってしまうかも知れないという不安がありましたが、予想を上回るデザインになっていると感じました。
今後は、世界を見据えながら、細かい部分での信頼性の向上に努めるのでしょう。
新型ステアリングを含め、ブランドとして挑戦する姿勢が感じられる1台になっており、これからのレクサスを象徴するモデルになるかもしれません。