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「廃車の買取相場ってどれくらいなんだろう?」
「そもそも廃車って買取してもらえるの?」
車を廃車にした場合、買取をしてもらうことは難しく、むしろいくらか出費が出るケースの方が珍しくありません。
ただし車の状態やクラス、車種によっては少額ですが買取業者へ売却することもできます。
どうせ廃車にするのであれば、出費よりプラスにして車を手放したいものですよね。
そこで今回は廃車にしたときの買取相場と少しでもプラスにして手放す方法をメインに詳しく解説していきましょう。
このページの目次
廃車の買取相場一覧!状態と車種によっては売却が可能
記事冒頭でお伝えしている通り、車は廃車処理をしてしまうと値段は付かず、むしろお金を支払って回収してもらう必要があります。
しかし、車の状態と車種によって買取をしてもらえる可能性も!
下の表は、あくまで一例ですが様々な廃車買取実績をみて算出してみました。
軽自動車 | 1,000円〜2万円程度 |
カローラクラス | 1万円〜3万円 |
クラウン系統クラス | 2万円〜 |
セルシオクラス以上 | 3万円程度 |
廃車がなぜ売れる?廃車を買取する業者の狙い
廃車になる車は、簡単にいうと動かない、寿命が近い車です。
このような車を前章でお伝えした通り、なぜ買取業者はお金を出してまで買取をするのでしょうか?
この答えは次の2つとシンプルです。
- 解体をしてパーツや金属を販売するから
- 海外で販売すると購入者がいるから
廃車になった車を使って、まだまだ儲ける術はあったのです。
2-1:解体をしてパーツや金属を販売するから
買取業者は車を買取しているのではなく、車に付属しているパーツや鉄くずなどの金属を回収することができるから買取を行っています。
車自体に価値はまったくないことはわかっていますが、パーツや鉄くずには価値がつくから買取をしているのです。
車体の大半は金属で出来ており、全てを解体してこれを売却することによって買取業者は儲けを出しています。
2-2:海外で販売すると購入者がいるから
日本では10万キロ以上走っている車を購入する人は少ないですが、海外だとこういった走行距離の目安や車に対しての感覚が大きく異なるため購入者は多くいます。
日本車だと特に10万キロ以上走っている車でも買い求める方は多くいると言います。
日本のメーカーが作る車がどれだけ性能と耐久性が良いのかも読み取れますね!
なので、所有者が廃車にしたいと思っても動く限りはまだまだ販売先があり、買取業者はこういった海外への輸出ルートを持っているため廃車の車でも買取を行うのです。
廃車の買取価格を1円でもUPさせる3つのコツ
廃車が買取してもらえる可能性があることはわかりました。
では、廃車が買取してもらえる場合どうすれば買取金額はUPするでしょうか?
どうせ車を買取してもらうのであれば、1円でも高く売却したいものですよね。こうお考えの方へ向けてこの章では次の3つのコツについて詳しくお伝えします。
- 廃車専門の買取業者を利用する
- 一括査定サイトを利用する
- 廃車手続き、レッカー代がかからない業者を選ぶ
3-1:廃車買取業者を利用する
車を廃車にするなら、廃車買取業者を利用しましょう。
方法 | かかるお金 |
廃車買取業者 | 0円(状態や車種によって買取可能) |
ディーラーへ廃車依頼 | 〜10万円 |
解体業者等 | 〜約5万円 |
上の表をみてわかる通り、廃車買取業者を選ばなければ必ず費用がかかります。
また、廃車買取業者を利用すればほとんどの場合買取をしてくれ、プラスで車を手放すことができます。
- 廃車王
- ハイシャル
- 事故車買取のタウ
私がおすすめする廃車買取業者はこの3つです。
これから廃車の買取をお考えの方はぜひ利用してみてください。
3-2:一括査定サイトを利用する
一括査定サイトは、廃車を売却したい方にもぜひ利用して欲しいサービスです。
一挙に車の買取額を査定してもらうことができるため、自分の車がどれくらいの買取相場であるのかも同時に把握することができます。
相当なダメージを受けていない限り、いくつかの買取業者から査定の見積もりを受け取ることが可能です。
一括査定サイトは、ネット上から車体の状態や情報を入力して買取業者へ査定依頼を出します。つまり、この情報を下にしか買取業者は査定額を見積もりすることができません。
一括査定サイトから送信する情報はできるだけ細かく、嘘なしで送ることがリアルな買取相場を知るための条件です。
廃車買取業者を一括査定を使って探すなら、この3サイトの利用がおすすめです。廃車専門に買取をしている業者や優良買取業者が多く登録しており、高く買取してもらえる可能性があります。
3-3:廃車手続き、レッカー代がかからない業者を選ぶ
廃車買取業者の中でも廃車手続きとレッカー代がかからない買取業者を選びましょう。
きちんとした廃車買取業者であれば、廃車手続き、レッカー代は負担してくれます。
もし、この2つのどちらかでも請求をしてくれば別の廃車買取業者を選ぶことをおすすめします。
一括査定サイトで1から探してみるのもおすすめです。
廃車の買取をしてもらうなら知っておくべき3つのコト
車を廃車にしても買取をしてもらえるということがわかりました。
そこで次は廃車の買取で知っておくべき3つのコトについて最後にお伝えしていきます。
- 自動車重量税が還付される可能性があるコト
- 廃車処理で必要になる書類のコト
- 買取が完了してお金が振込される期間のコト
今回お伝えしてきた内容に加え、これら3つのコトを知っていれば廃車の買取についてマスターしたと言えます。
それではそれぞれ詳しく解説していきましょう。
4-1:自動車重量税が還付される可能性があるコト
車検が1ヶ月以上残っている車を廃車にすると、自動車重量税の返金を申請することができます。
自動車関連の税金は基本的前払いの支払いサイクルになっているため、車検が1ヶ月以上残っている場合はその差額を還付金として受けられるのです。
その他にも廃車手続きをすることで、返金される可能性があるお金があります。数万円還付金を受け取れる場合もありますので、廃車手続きをする際には業者へ必ず確認しましょう。
逆に廃車手続きを行わなければ、車には継続して税金が発生してしまいます。廃車にすることを考えている方はできるだけ早く、車検が1ヶ月以上残っている状態で手放すようにしましょう。
4-2:廃車処理で必要になる書類のコト
- 車検証
- 身分証
- 自動車納税証明書
- 委任状
- 申請依頼書
- 印鑑証明書
- 住民票
- リサイクル券
- 実印
- 自賠責保険証
廃車買取、廃車手続きをするにはいずれも上記9つの提出書類が必要です。
ほとんどがすぐに揃えられるものですが、もし紛失しているものがあれば再発行をそれぞれする必要があります。
買取業者が準備するものもありますので、買取業者や廃車手続きを依頼する業者へ確認をしてください。
4-3:買取が完了してお金が振込される期間のコト
廃車買取をしてもらうと、即日から約2週間程度で買取金額を受け取ることができます。
私自身も1度だけ廃車買取を利用したことがありますが、その時は3日で指定した金融機関口座へ入金がされました。
買取完了から振込までの期間は買取業者によって様々です。
もし急ぎであれば、買取業者を選ぶ際に即日振込対応が可能な業者を選択しましょう。もし2週間以上振込が確認されない場合は、支払いがされないケースも考えられますのですぐに対処することをおすすめします。
まとめ
廃車でも買取をしている業者があること、買取額をUPさせる方法についてお伝えしてきました。
廃車の買取相場は『0円〜10万円程度』です。廃車の買取で何十万円も期待していた方は改めましょう。
今回は廃車が買取してもらえる前提で話を進めてきましたが、実際は車の状態や車種によって買取対象外となることもよくあります。
全てが買取対象ではないということもしっかり頭に入れておきましょう。