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年末が押し迫った12月7日、その年を代表するクルマとなる日本カー・オブ・ザ・イヤーが発表されました。
昨年はEV軽自動車の日産 サクラと三菱 eKクロス EVの姉妹車が受賞となりましたが、第44回となる今回も日本カー・オブ・ザ・イヤーをはじめとした各賞が選出されています。
そこで今回は、日本カー・オブ・ザ・イヤーならびに各賞受賞車を紹介いたしましょう。
このページの目次
ベストカーには10車種が選出
今年度の日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考に際し、昨年11月1日から今年10月31日までに日本国内において発表された乗用車34台がノミネートされましたが、その中から最終選考に進む10台が10ベストカーとして11月に発表されました。
- スバル・クロストレック
- トヨタ・アルファード/ヴェルファイア
- トヨタ・プリウス
- 日産・セレナ
- ホンダ・ZRV
- 三菱・デリカミニ
- アバルト・500e
- BMW・X1
- マセラティ・クレカーレ
- フォルクスワーゲン・ID.4
これら10ベストカーの中から、自動車評論家やジャーナリスト、有識者で構成された選考委員の投票によって、日本カー・オブ・ザ・イヤーをはじめとした各賞が選出されます。
今年の日本カー・オブ・ザ・イヤー
プリウスが3度目の受賞
2023年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは、今年1月にモデルチェンジされた5代目プリウスが、各得点数360点と2位BMW・X1の150点、3位ホンダ・ZRVの100点を大きく引き離して、栄えある受賞となりました。
プリウスとしては、初代(第18回1997-1998)、3代目(第30回2009-2010)が日本カー・オブ・ザ・イヤーに選出されていますので、今回で3度目の受賞となります。
プリウス受賞の理由は
ハイブリッド車の先駆者でもあり、燃費の良さから日本国内の市場を牽引してきたプリウスですが、先代までの空力最優先による燃費重視のデザインから、スポーツカーを彷彿させるスタイリッシュなモノフォルムデザインに大きくコンセプトを変更しています。
また、デザイン面のコンセプト変更に加えて、低重心化とロングホイールベース化を行うなど、スポーティな走りも可能とした優れた動力性能も高く評価されたことなどが、今回の受賞につながりました。
その他の受賞車は
インポート・カー・オブ・ザ・イヤー
最終選考で最高得点を取得した輸入車に贈られるインポート・カー・オブ・ザ・イヤーには、今年2月に国内販売開始となったBMW・X1が選出されました。
コンパクトSUVカテゴリーのBMW・X1は、最大465㎞の航続距離を誇るBEVの他に、ガソリン、48Vマイルドハイブリッド・ディーゼルと3種類のパワーユニットが選択可能です。
いずれのパワーユニット搭載モデルも、ハイレベルの走行性能を有していること、補助金を利用することで搭載パワーユニットによる価格差を抑えられるインポーターの努力などが、今回の受賞の理由となったようです。
デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー
今年5月に発売開始された、軽スーパーハイトワゴンの三菱・デリカミニが、優れた内外装デザインを持つクルマを表彰するデザイン・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
愛らしく魅力的なフロントマスクが評価されただけでなく、販売面でもekクロススペースの3倍強を達成、デザインが商品性の高さに直結する要素であることを証明した点でも評価されたようです。。
テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー
革新的な環境・安全その他技術を備えたクルマを表彰する、テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーは、昨年11月にガソリン車、今年4月にe-POWERが発売された日産セレナが受賞しました。
高速道路でハンドオフ走行可能なプロパイロット2.0を最上級グレードに採用、5ナンバーの枠内に収めてタイヤサイズを拡大するも先代モデルと同等の室内スペースを確保した点に加え、e-POWER用に新開発された3気筒1.4ℓエンジンなども評価されたようです。
まとめ
今回は、2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤーの各賞受賞車について、紹介いたしました。
いずれも、今年度の自動車業界を代表する車種として、それぞれ魅力あるクルマが受賞していますが、デリカミニを除くとすべてがBEVやHEV、PHEVをパワーユニットとして選択できることは、時代の変化を感じさせます。
来年はどのようなルマが登場して受賞をするのか、今後の楽しみにしたいものです。
【参考】
● 日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイト