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レギュラーガソリン代の値上がりは私たちの財布を悩ます問題の1つです。
ここ最近は値上がりを続け170円代に入る勢いです。
資源エネルギー庁が発表した11月8日時点でのレギュラーガソリン1ℓ当たりの全国平均価格は169円で10週連続値上がりしています。
止まらないレギュラーガソリンの値上がり
2020年5月ごろはコロナ禍の影響で124円代まで値下がりをしていましたが、秋ごろから徐々に値上がりしていました。
10月に入ると160円台を超え、11月8日は169円まで上がっています。
要因としてはコロナ禍で自粛していた経済活動が再開して、需要が高まりましたが、産油国が来月の追加増産を見送ったことで国際的に原油価格が上昇しています。
しばらくガソリンは160円台が続くのか
今後のガソリン価格が落ち着くためには原油価格が値下がりする必要があります。
そのためには産油国が国際的な需要に応えて、増産する必要があります。
11月4日に石油輸出国(OPEC)とロシアなど主要産油国で結成された「OPECプラス」では閣僚会議が行われました。
この会議では12月の原油増産を行うかを検討しましたが、これまでの方針を維持することに決め、増産には応じないことが決まっています。
主要産油国が増産を決定すれば、原油価格が落ち着きガソリン価格も値下がりすることも考えられましたが、上昇する可能性が高いでしょう。
ガソリン価格が高い理由の一つとして、税金の問題もあります。ガソリンにかかる税金は1ℓあたりガソリン税が53.8円もなります。
内訳としては揮発油税48.6円と地方揮発油税5.2円になっており、国と地方に税金として納められます。
このまま値上がりが続くとガソリン代が大きな負担になっているので一時的に減税してくれると値下がりが抑えられるでしょう。
コロナ禍の影響を受けている業界は多いですが、ガソリン代の値上がりは仕事やプライベートでも大きな負担になるので一定期間だけでも減税してほしいですね。
20円、30円でも減税すれば150円以下になれば、負担がかなり軽減されるので政府はしっかりと検討してほしい問題です。
物流を支えるトラック輸送にも影響
しばらくはガソリン代の値上がりが止まらず、厳しい状況になりそうですね。緊急事態宣言が解除され、車での遠出も考えている人には大きな負担になりますね。
値段が横這いや多少値下がりした地域はありますが160円台の状況がしばらく続くことを考えると節約をしながら運転をすることをこころがける必要があるでしょう。
また、物流を支えているトラック輸送についても、高値が続けば大きな影響が出ることは必至です。戻りかけた経済の成長にブレーキとなる恐れもあります。