- 横断歩道で自転車にまたがった人が待っていた場合の車の停止義務は? - 2024年11月17日
- 上京時に車はどうする?売却するべきかどうかの判断基準について - 2024年9月27日
- 車買取で勝手な減額をなしに!悪質業者から身を守る簡単な方法とは - 2024年9月19日
CTN車一括査定って?
2023年の5月にリリースされた車一括査定サービスなので、詳しいことを知っている人は、まだ、そう多くないと思います。
そこで、筆者はCTN車一括査定を運営する「株式会社CTN」の担当社員さんに、そのサービス内容についてインタビューを試みました。
サービスの魅力が分かるだけでなく、売り手側、買い手側、双方のメリットが理解できるようなインタビューを心掛けました。
ここでしか聞けないオリジナルな内容に仕上げていますので、是非、読んでみてください!
以下、インタビューの記録を公開します。
※インタビュー期日:2024年2月26日午前11時
このページの目次
CNT車一括査定!社員さんへのインタビュー
CTNの由来はなんでしょうか
CTNは「Car Trading Network(カー トレーディング ネットワーク)」を略したものです。
車一括査定サービスを始めた背景を教えてください
弊社は、もともと中古車販売店さんとの関係が深いせいもあって、各店舗さんから色々な相談を受けてきました。
特に、最近では新車の供給不足もあって、売るための車を集め難い状況が続いています。
こうした状況下、ユーザーからの買取を強化する必要性が一段と高まり、弊社が取りまとめる流れで、車一括査定サービスを始めました。
しかしながら、業界的に、車一括査定においては「アポ率(実際に現車の出張査定が実施できる割合)」が低いとされていたので、独自の工夫をして、少しでも「アポ率」を高めています。
CTN車一括査定の最大の特徴(強み)を教えてください
専門店さんが加盟しているので、その査定を比較できるっていうところが一番の強みとしています。
弊社独自のアルゴリズムを組んで、大衆車はもちろんのこと、輸入車や超高級車(スーパーカーなど)、事故車から廃車まで、その車を得意とする各専門店さんに振り分けています。
各店舗さんには、事前に、どんな車の買取りを得意としているのかについて詳しい情報をもらって、それを精査し、独自ランキングをつけています。
CTN車一括査定を利用・活用するメリットを教えてください
「車を売却するオーナー側」のメリットを3つ教えてください
- 専門店での査定が可能
- 受付直後の「電話ラッシュ」がない
- しっかりとした加盟店審査
先ほどと重複するんですけれども、1つ目は、専門店での査定が可能なので、高値で売れる可能性も高まるっていうところですね。
2つ目は受付直後の「電話ラッシュ」がないっていうところです。
そして、3つ目は買取店さんに加盟していただく際に、しっかりと弊社独自の審査をしていることです。
「車を買取る業者側」のメリットを3つ教えてください
- アポ率(実際に現車の出張査定が実施できる割合)が高い
- 成約率も高くなる
- 売却意欲の高いユーザー集客
1つ目は「アポ率(実際に現車の出張査定が実施できる割合)」が高いことです。問い合わせ段階でユーザーの方から査定候補日を必須で入力してもらっています。
2つ目は、1つ目の流れもあって、自ずと成約率も高くなることです。
3つ目は、ユーザーの質の部分になってくるんですけれども、弊社の場合、他社の一括査定の媒体と比べて、入力項目が若干多かったりするんですね。このため、売却意欲が弱いユーザーは途中で離脱する傾向があり、必然的に質も高まるようです。
一見すると「MOTA車買取」と一部サービス内容が被る部分があることについて
弊社サービスは去年5月のリリースなのでサービスとしては後発になります。
もちろんMOTAさんのところはチェックさせていただいていて、その中でも現状の一括査定でいうとMOTAさんが一番パフォーマンスがいいっていうところは、色々な買取店さんから聞いていました。
その上で、MOTAさんと差別化できる点は、やはり専門店で比較できるっていうところが一番違うところだと思っています。
「買取店(買取業者)」さんの加入審査で、重視している事項を教えてください
ここはもう減額をしないっていうところですね。もちろんJPUCに入会しているかも確認しています。
また、弊社の一括査定サービス自体が「カーセブン」さんとも業務提携させていただいていて、「カーセブン」さんの一連の売買に関する約款があり、その規定に従っているかなども調査しています。
CTN車一括査定さんの弱い部分があったら教えてください
現状で言うと、サービスリリースしてまだ1年経ってないっていうところもあって、やっぱり専門店、専門店だけで比較させてる分ですね。
地方とかになると専門店がないっていう、エリアもどうしてもあって、そうした地域は大手さんにカバーしてもらう形になるので、地方の専門店の加盟数っていったところが課題であり、弱い部分かなっていうところですね。
今後の展開を教えてください
そうですね、弊社の一番は、やっぱりユーザーのクルマを一番高く、買い取れる仕組みをどんどん進化させて行くのが大切だと考えています。
そこで差別化のために専門店っていうところにフォーカスし、引き続き専門性の高い買取店を集めるっていうところで、ユーザーの要望に応えて行きたいと考えています。
一括サービスをやってよかったと感じた点やエピソードなどを教えてください
「車を売却するオーナー側」とのエピソード
超高級なスーパーカーの売却を希望しているお客様がいて、他の一括査定では「取扱いできない」と断られていたようです。
どうすればいいか悩んでいたのですが、弊社サービスのCTN車一括査定を通じ、こうしたスーパーカーを取り扱う専門店を3件紹介したところ、思っていた以上の額で売却できたと喜んでもらえました。
「車を買取る業者側」とのエピソード
そうですね店側にすると、もう成約率のところになりますね。
実際コミュニケーションとってる中で、成約率が高いっていうところで喜んでもらえてるっていうところが一番弊社としても嬉しいところです。
インタビューを終えて
インタビューを終えて、CTNさんは「車を売却する側」と「車を買取る側」の双方の間で、とても上手に合理的に動いていると強く感じました。
売主が入力した情報を、ただ買取店側に流すのではなく、なるべく高く売れるように独自のアルゴリズムを駆使し、適切な買取店を選別してから情報提供するシステムは、売り手買い手の双方にメリットがあり、秀逸な仕組みだと考えます。
もちろん、なるべく多くの業者が一斉に査定する従来型の車一括査定も、売り手にとっては有利といえます。
しかし、CTNさんの仕組みも無駄がなく、「餅は餅屋」の観点から、高く売れる可能性が高まります。
地方の一部地域では、専門店が少ないため今後の課題ともいえますが、時間の経過と共に解消されることでしょう。
今後の展開と成長が、とても楽しみなサービスです。
最後に、インタビューに快諾してくださった「株式会社CTN」さん、そして当企画を仲介してくださったASP「株式会社オプティマイザー」さん、本当にありがとうございました。
末筆ながら重ねてお礼申し上げます。