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車買取の一括査定サイトが乱立していますね!
こうしたなか、中古車の買取査定の新たなサービスサイトとして「カートリ」と「MOTA車買取」が注目されています。
両サイト共に、受付直後に業者からの電話が集中しないシステムで「車一括査定サービス」を提供していますが、それぞれ独自の手法で買取査定を実施しています。
そこで両サイトの特徴やメリット・デメリットを紹介しつつ、最初に使うべきなのはどっちなのか?を筆者の評価を交えて解説します。
このページの目次
「カートリ」と「MOTA車買取」最初に使うべきはどっち?
結論から申し上げると、最初に使うべきは「MOTA車買取」といえいます。
その最大の理由は「MOTA車買取」の方が、競争原理が強く作用するからです。
すなわち、「カートリ」の買取査定は、カートリのスタッフのみが実施するため実質的に競争原理が作用しません。
一方「MOTA車買取」は、最大で20社が査定に参加するので競争原理が強力に作用します。
よって、「MOTA車買取」を先に使って、満足できなかった場合に「カートリ」も使ってみる流れの方が合理的です。
以下の「MOTA車買取」のメリット4点を紹介します。
- MOTA車買取は、マイページに各社(最大20社)の査定額が表示され比較が超簡単
- MOTA車買取は、各社毎の「買取り最低価格」が保証されている
- 買取業者の加盟店数はMOTA車買取の方が断然多い
- 査定後でもキャンセルは無料
MOTA車買取は、最大20社が査定を競うので競争原理が作用します。
一方、カートリはカートリスタッフの査定結果を根拠にその枠内で各社が入札するので、査定額自体に各社の純粋な競争原理は作用しません。
以下がMOTA車買取のマイページのオンライン査定結果の表示部分です。
MOTA車買取で提示された各社の査定額は、上限と下限が存在し、下限額以上で買取りされるルールがあるので安心です。
一方、カートリには、こうしたルールはありません。
● MOTA車買取:1314店
● カートリ:220店
よって、公正かつ幅広い業者に査定してもらって、なるべく高く売りたいのなら、最初に使うべきは「MOTA車買取」といえるでしょう。
MOTA車買取では、当日の18時(15時までに受付完了の場合)には各業者の査定結果が一斉に確認でき、査定額自体に業者間の競争原理が働きます。
そして何よりも加盟店も多く、「各業者の最低買取価格が約束されている」ので安心です。
MOTA車買取について詳しく知りたい人は、筆者が実際にMOTA車買取を利用して車を売却した記録がありますので以下を読んでみてください。
『MOTA車買取を使って2日のスピード売却に成功。デメリットは?』を読んでみてください。
MOTA車買取とは?特徴は?
MOTA車買取は、大きい枠組みとしては「車一括査定サービス」の1つです。
当日の18時に各業者の査定額が分かったり、買取最低額が約束されていたり、マイページで各社の査定額が比較できたり、などで注目されています。
特徴は以下です。
- 受付直後の電話ラッシュなし
- 査定結果は当日の18時に分かる
- 売主は査定額上位の3社業者と交渉可能
- 買取額の最低額が約束される
- マイページで各業者の査定額を比較できる
- 加盟店は1314店(2024年9月13日現在)
カートリとは?特徴は?
カートリも、大きい枠組みとしては「車一括査定サービス」の1つです。
通常の車一括査定とは、査定方法が異なることで注目されています。
一般的な車一括査定では、各買取業者が独自に査定を行って査定額を競いますが、カートリはカートリスタッフのみが査定を実施して、その情報を各買取業者が共有する方法になります。
特徴は以下です。
- 一度の査定で完結
- 現車の確認と査定はカートリスタッフが実施
- 業者からの電話ラッシュがない
- 加盟店は220社(2023年9月現在)
- 売主は業者との交渉はなし
カートリとMOTA車買取の共通点
カートリとMOTA車買取の共通点は以下です。
- どちらも車一括査定サービスを提供
- どちらも電話ラッシュ(受付直後に業者からの電話が殺到する現象)がない
- どちらも売主の負担を軽減するコンセプト
カートリのメリットとデメリット
カートリのメリットとデメリットをそれぞれ列挙いたします
カートリのメリット
- 現車の確認と査定が1回で済む
- 売主は業者と交渉しない
- 電話ラッシュがない
- 利用は無料
カートリのデメリット
- 現車の確認と査定はカートリスタッフが実施するのみなので、査定時に競争原理が働かない
- 売主は業者と全く交渉できない
- 加盟店が220社なので全国的には多いとは言えない
カートリにつて筆者の評価
確かに、カートリスタッフによる査定結果を各業者が共有するのであれば、現車を前にしての査定は1回で済むことになるので売主の負担は軽減されると思われます。
しかしながら、カートリスタッフによる査定のみが根拠になるので、競争原理が働きにくくなるのは避けられないと考えます。
こうした状況が、どれだけ最終査定額に影響するのかは未知数です。
MOTA車買取のメリットとデメリット
MOTA車買取のメリットとデメリットをそれぞれ列挙いたします
MOTA車買取のメリット
- 当日18時には各社の査定結果がマイページで確認できる
- 査定額上位3社と交渉できるので更なるアップが期待できる
- 各社の買取額の最低額が約束されているので安心
- 加盟店が1314店でカートリの約5倍ある
- 電話ラッシュがない
MOTA車買取のデメリット
- 売り手は査定額上位3業者との交渉が必要
- 成約の交渉は自分で実施
MOTA車買取の魅力やメリット・デメリットについて、更に詳しく知りたい人は『MOTA車買取を使って2日のスピード売却に成功。デメリットは?』を読んでみてください。
MOTA車買取について筆者の評価
やはり、売る側としては各業者ごとに査定額の下限と上限が明示され、下限額以下では買取してはいけない仕組みになっているのが安心です。
加えて、この査定結果が当日の18時に、マイページ内に一斉開示されるのも、比較検討がしやすく無駄な時間がないため、システムとしても魅力的です。
まとめ
以上、カートリとMOTA車買取を比較して解説しました。
どちらも車をなるべく高く買取ってもらうことを目的とした「車一括査定サービス」です。
ただし、買取額が確定するまでの方法に違いがあります。
どちらを使っても一定の成果は得られると思われますが、筆者としては「各業者の最低買取価格が約束されている」状況下での査定額が、当日の18時に一斉に確認できる「MOTA車買取」の方が、スケジュールが立てやすく、余計な心配をする必要も低減できるので、最初に使うべきサービスと考えています。
いずれにせよ、売手(消費者側)が安心して車を手放すことができる環境づくりを、中古車業界全体で進めてくれることを切望します。