トヨタ ライズを購入する際のオプションの一つに「ディスプレイオーディオ」があります。
スマホと連携が可能で、スムーズに使えそうに見えるため、
「『カーナビよりは安く、スマホで操作できる』とディーラーの人に説明されたが、実際問題どちらを選べばいいんだろう?」
と悩まれている方が多いと思います。
そこで、今回の記事は、カーナビとディスプレイオーディオを実際に比較します。
また、「ディスプレイオーディオのみならず、ライズ全体としての評判が気になる!」という方は以下の記事も参考にしてみてください。
ディスプレイオーディオとは?カーナビとは違う!
ディスプレイオーディオとは何か?
ディスプレイオーディオとは、カーナビの「ナビ機能を抜いたもの」と言えば簡単にご理解いただけるでしょう。
スマートフォンと連携して、車両のオーディオ、ナビゲーションを一元的に管理するシステムで、タッチスクリーンや音声で操作できるようになっています。
カーナビに比べて、スマートフォンとの連携によって操作しているため、カスタマイズの自由度が高く、アップデートも存在することが大きな違いと言えるでしょう。
加えて、カーナビより10万円ほど安いこともディスプレイオーディオの特徴です。
新しく出てきた技術ですが、果たして良いことばかりなのでしょうか?
ライズのディスプレイオーディオはオプション!
ライズを購入するにあたって、ディスプレイオーディオはオプションとなっています。
ライズを購入された方はディスプレイオーディオか、他にナビ(またはナビの役割を果たすスマホ)を取り付けるかの選択をしなければならない、ということです。
今回の記事では、この判断をスムーズにできるようにディスプレイオーディオを徹底検証していきます。
参考にしてみてください。
ライズにはディスプレイオーディオとカーナビ、どっちが良い?
ライズのディスプレイオーディオは、一見魅力的に思えますが、実際には考えることがたくさんあります。
ライズは以下の記事から見て取れるように、とても良い車なので、変えが効かないディスプレイの部分で失敗したくはありませんよね。
ディスプレイオーディオの最も大きな問題は以下です。
スマートフォン連携機能を重視するユーザーには最適ですが、一方で通信状況の依存度が高く、ナビゲーション機能が限定的なのです。
これはかなりの難点ですね。
では、どのようなユーザーがディスプレイオーディオを使うべきでしょうか?
ディスプレイオーディオのコスト面の魅力
ディスプレイオーディオパッケージは、経済的な観点からは非常に魅力的です。
97,900円からの価格設定で、9インチの大型ディスプレイが提供されます。
これは、純正ナビ(約20~24万円)に比べて明らかに安価です。
しかし、低価格にはその理由があります。それは、何と言ってもスマートフォンへの依存度の高さです。
これに関しては、次のセクションで説明します。
ディスプレイオーディオはスマホ頼り?メリットとデメリット
ディスプレイオーディオの利用には、スマートフォンが必要不可欠です。
スマートフォンの通信料が発生し、特に通信状況が不安定な地域では、ナビゲーション機能が大幅に制限されます。
山間部やトンネル内での通信が不安定になってしまうのは、純正ナビにはないデメリットと言えます。
しかし、逆に都市部での使用を考えると、ディスプレイオーディオの利点は最大限に生きると思います。
自由にBluetoothで接続して、スマートホンの音声機能や、スムーズなタッチ機能で操作できます。
加えて、不慣れなナビを使うよりGoogle Mapsなどを使った方がスムーズな場合もありますよね。
しかし、考えてみてください。
もし、あなたが長距離の運転を頻繁に行ったり、不慣れな地域へよく行く場合はどうでしょうか?
スマートフォンで地図を使うと、通信料金がかかり、通信速度も保証されません。
このような際には、カーナビの方が、通信状況が保証されるため安心のはずです。
結論:ディスプレイオーディオとナビ、どちらがいいの?
色々と述べましたが、結局、ディスプレイオーディオとカーナビ、どちらが良いのでしょうか?
純正ナビは、ディスプレイオーディオに比べて高価ですが、その分、通信状況に左右されずに安定したナビゲーション機能を提供します。
また、スマートフォンへの依存がないため、操作がより直感的で、特にテクノロジーに不慣れなユーザーや高齢者にとっては使いやすい選択肢です。
価格とのバランスを考えると、以下のような表になると思います。
メリット | デメリット | |
ディスプレイオーディオ | ・スマホと接続するため、自由度が高い ・スマホで使い慣れている地図が使える | ・通信料金がかかる。 ・通信速度が地域によってまばらになる。 ・機種によって接続がうまくいかない場合がある。 |
純正ナビ | ・確実な位置情報とナビゲーションを得られる | ・値段が高い。 ・ディスプレイオーディオに比べて自由度が低い。 |
結論、ディスプレイオーディオを使うべき人は以下の通りです。
・自分の慣れている、通信へのアクセスが確実な地域でしか運転しない人
・スマホの連携によって自由な操作を楽しみたい人
そして、カーナビを使うべき人は以下の通りです。
・20万円を払える人
・不慣れな場所にもよく運転しに行く人
・機械が苦手で、今まで使い慣れてきたカーナビの方が良い人
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実際はどうなの?ユーザーからの口コミと評価
ユーザーの口コミからは、かなりディスプレイオーディオに対してネガティブな意見が多かったです。
以下に、ディスプレイオーディオに関するポジティブ・ネガティブな口コミを記載します。
- 常に最新の地図を使える
- 音声入力が使える
- 動作が重いことはない
- iPhoneに機種変したら使えるアプリが増えて使いやすくなった
- Androidだと使えるナビが制限される
- 新しいスマホをいちいち登録することがめんどくさい
- オーディオの音は微妙
- DVDドライブがない
このように見ると、「最新の地図を使える」「音声入力が使える」というところは確かにメリットだと思います。
しかし、「対応機種・アプリが限定的であること」や、「オーディオの音は微妙であること」などを考えると、まだディスプレイオーディオが絶対的に良い選択肢である印象はありません。
少し高値ですが、筆者個人的には純正ナビを購入されることをお勧めします。
理由は簡単で、「正確なナビゲーションをどこでも必ず、料金なしで提供してくれるから」です。
ディスプレイオーディオがスマホに依存する以上、確かに最新情報は獲得しやすいですが、場所によっては通信が悪くなったり、思わぬ金額がかかってしまうリスクがあります。
ライズのディスプレイオーディオ・カーナビの選び方
では、以上の情報を踏まえて、ライズのディスプレイオーディオ・カーナビのオプションを見て、どのように選択するべきかを記載します。
ライズのディスプレイオーディオ・ナビの選択肢は以下の通りです。
・9型ディスプレイオーディオ
・9型T-Connectナビ
・7型T-Connectナビ
・7型エントリーナビ
ディスプレイオーディオとナビの違いは、上で述べた通りです。
では、これらのナビの違いは何でしょう?
T-ConnectナビはトヨタのT -Connectというサービスが搭載されているナビとなっています。
車とトヨタの様々なサービスがつながることによって、
・ビッグデータを用いたルート指示
・マップをオンデマンドで更新すること
・スマホを車の鍵にすること
などができるようになります。
ただし、追加料金は高いので、エントリーナビ(これらの機能を持っていない「ただのナビ」)と比べることは必要です。
これらの情報は変動性が高いため、実際にトヨタの公式サイトでご自身がご確認することをお勧めします。
ディスプレイオーディオにAndroidは使えるの?
ディスプレイオーディオの使用において、スマートフォンの種類は気をつけましょう。
iPhoneユーザーは一般的に互換性が高く、簡単に使えます。
しかし、Androidユーザーは利用可能なアプリが限定されるなど、一部の機能に制約があります。
投影されたり、されなかったり、、という接続の問題も見られるので、気をつけましょう。
最悪、ディスプレイオーディオのためにiPhoneを購入しないといけない場合もあるかもしれません。
ディスプレイオーディオではテレビは見えるの?
トヨタ公式サイトによると、テレビの視聴は可能です。しかし、税込33000円のオプションとなっているので、追加で支払いが必要です。
ディスプレイオーディオを走行中に見ることはできる?
走行中に動画やテレビを見るようにするためには、追加での機器を取り付けることが必要になってきます。例えば、CTN-102などです。
こちらの動画で詳しい取り付け方法なども説明されているので、よろしければ参考にしてみてください。
まとめ
- ディスプレイオーディオは、カーナビ機能を除いたシステムで、スマートフォンと連携してオーディオやナビゲーションを管理する。
- カーナビと比べてスマートフォンとの連携が高く、カスタマイズ性やアップデートの存在が特徴。ディスプレイオーディオはカーナビより約10万円安い。
- トヨタのライズでは、ディスプレイオーディオはオプションであり、購入時に選択が必要。
- ライズにおけるディスプレイオーディオパッケージは、スマートフォン連携を重視するユーザー向けだが、通信状況に依存しナビゲーション機能が限定的。
- ディスプレイオーディオの価格は97,900円からで、スマートフォンへの依存度が高い。
- 利用にはスマートフォンが必要で、通信料が発生し、特定地域ではナビゲーション機能が制限される可能性がある。
- 純正ナビは高価だが、通信状況に左右されず安定したナビゲーション機能を提供し、操作が直感的。
- ユーザーの口コミでは、ディスプレイオーディオに対するネガティブな意見が多い。
- ディスプレイオーディオは最新の地図や音声入力が利点だが、対応機種やアプリが限定的で、オーディオの音質に問題があることがデメリット。
- ライズのディスプレイオーディオ・カーナビ選択肢には、9型ディスプレイオーディオ、T-Connectナビ(9型・7型)、7型エントリーナビがある。
- T-Connectナビはトヨタのサービスと連携し、多機能を提供するが、追加料金が高い。