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車の一括査定は驚くほど有利!相場以上の高価買取を引出す3つの条件とは
以下、この3つの条件について説明いたします。
例えば、あなたが何の脈略もなしに近所のABC中古車屋さんに出向いて査定をお願いしたとします。
お客から査定をお願いされたら、余程の事情がない限り業者は査定をしてくれます。
しかし、ここであなたは極めて重要なことを無視しています。
そもそも、このABC中古車屋さんは、あなたの車が欲しいと思っているのでしょうか?
仮に、特に欲しくないと思っているのなら、高値査定を引き出すのは極めて困難です。
こうした交渉方法では、その真意は確かめようがありません。とりたてて欲しくもなく、店頭に置くつもりもないとしても、念のため業者は買取りを試みます。
なぜなら、相場の最安値で買取りができれば、店頭に置かなくても業者向けのオークション会場で売ることができるからです。
通常、業者は同じ車を長期間店頭に置くのをとても嫌います。
買取ったその日から、その車の資産価値は日に日に下がります。1日多く置いておくだけで損してしまうのです。また、1台分のスペースも必要で、他の車の販売機会を奪っていることにもなります。
要するに、特に買いたいと思っていない業者と交渉するのは、時間の無駄と言わざるを得ません。
一括査定では、あなたの車の情報が各業者に通知され、それを見て買いたいと思った業者だけがアプローチする仕組みなので、交渉に無駄がないのです。
また、その業者はあなたの車を買いたいのですから、必然的に価格交渉については柔軟に対応してくれます。
高値で買取ってくれる業者があったとしても、北海道の人が九州の業者と交渉してもお互いに意味がありません。
業者は買いたいと思っていても、あなた自身が対応可能な距離でなければ、現実問題として交渉するのは困難です。
一括査定を利用する際は、郵便番号や住所を入力するのが一般的です。これは、中古車査定の特性上、現物を見ずして査定額を確定させることはできません。
つまり、あなた自身が対応可能な、なるべく近くで買いたいとする業者を選抜する必要があります。
郵便番号や住所が必要なのは、このためです。少しでも売却希望者に有利になるように、近場でかつ買いたいとする業者がアプローチできるように設定されています。
詳しい人は承知していると思いますが、「車種」「年式」「走行距離」によって当該車両の標準的な査定額(下取り額)は、概ね業界内で標準化されています。しかしながら、この標準化された査定額には、各業者、その店舗の固有事情が反映されていません。当然、固有の事情は、標準価格にプラスマイナスされます。
固有の事情とは「ちょうど欲しがっているお客さんがる!」「お得意さんから探して欲しいと頼まれていた車種だ!」などです。
すなわち、一括査定システムを利用すれば、こうした固有の事情を織り込んだ、多数の査定額が一挙に入手できるのです。数十店舗を自分の足で回ったとしたら、数日必要ですが、これがスマートフォンを片手に数十秒で、できてしまうのです。
少しでも高い売却を考えているのなら、もはや一括査定のシステムを利用しない理由はないといえます。
一括査定をして記録を残せば断然有利
以下、詳細をお話しします。
査定件数が、どれだけ多くても、客観的な記録が全くないのでは殆ど意味がありません。
他店の査定額を口頭で伝えても、ディーラー営業マンや、中古車販売店のスタッフは不信感を抱くだけです。業者同士を競合させることを目的に、根拠のない査定額を言う客が多いのが実態です。
業者側も馬鹿ではありません。客が言っていることを全てを鵜呑みにして、買取り価格をつり上げてしまっては商売になりません。
したがって、そのような交渉を客がして来た場合、業者側は、交渉の途中の段階で「次回でかまいませんので、その業者さんの見積もりを持ってきてもらえますか?」と切り返します。
そこで、客側が何も持っていないと、業者側は「今まで言ってた他業者の査定は、もしかして査定価格を上げさせるための噓?」と考えてしまします。こうなってしまっては、その後の交渉は見込めません。
一括査定の良いところは記録に残しやすいこと
ディーラーの営業マンや、中古車販売店のスタッフに対し、査定額の交渉をする時、査定件数が多いのは有利になるのですが、ただ単に多いだけでは効果はありません。
例えば、「A業者」に対し「B業者は120万円だったよ」「C業者は125万円でした」と、口約束レベルの交渉を続けても、買取る側は不信感を抱くだけです。
そこで、とても便利なのが「車の一括査定」です。
一括査定のシステムを利用することで、自宅に居ながら最大30社の査定(見積もり)が入手できます。そして、何よりも便利なのは「メール」によるやり取りができるため、特に意識しなくても全て記録に残すことができるのです。
もちろん、電話で連絡をしてくる業者もあります。その場合は、一通り電話で話した後に一言、以下のお願いをします。
「今のこの電話の内容を、簡単で結構ですので整理したものをメールで送ってください」とお願いします。
きちんとした業者であれば電話の内容を整理して、メールで連絡してきます。なぜなら、これをやらないと後に「言った言わない」のトラブルが発生する場合があるからです。つまり、整理した内容をメールで送るのは、業者が自分自身を守るためでもあるのです。
逆に、記録に残そうとしない業者は、交渉の途中で相互の理解や認識が異なってくる場合が多いです。これは当然です、業者の担当者は毎日、色々な客と交渉や話をしているため、あなたに話した内容を、あなたと同じレベルで全てを記憶しておけるはずがないのです。
あなたの車の査定額を決める基本要素
車種と車格
車種とグレードは査定額を決めるベースといえます。
人気がある車種カラーのグレードの高い車両は、必然的に査定額が高くなります。但し、人気があっても供給量が多ければ査定額は下がります。
モデル年式と走行距離
基本的には、新しいモデルで低走行距離の車両の査定額は高くなり、旧モデルで走行距離が多い車両の査定額は低くなります。
概ねの基準としては、5万キロを境にして査定額が大きく異なる場合が多いです。したがって、5万キロが迫っている車両については、手放すタイミングを慎重に見極める必要があります。
査定担当者の心証
どんなに査定基準がマニュアル化されていたとしても、結局のところ、それを使って買取額を決めるのは人です。仮に、車の程度が良くても、査定担当者が「このユーザーの車は買い取りたくない。」と思ってしまったら高価買取など望めるはずがありません。車の状態を気にする以前に、お互いに気持ち良く取引ができるように配慮する必要があります。