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「車を売りたいけどすごく古い・・・」
「ボロボロの車でも売れるのかな。」
車は定期的に変える人ばかりではありません。
10年以上前の古い車や、何年も乗っていない車でも、できることなら売って、お金に換えたいと思うでしょう。
古くて動かない車であっても買取してもらうことはできます。
この記事では、古い車でも値段が付く理由を解説したうえで、実際にどういったところに売りに出せばいいのか、徹底解説します。
最後は古い車を少しでも高く売る方法も紹介するのでぜひ読んでくださいね。
諦めないで!古い車でも買取してもらえる
車を使用していると、いつかは古くなります。
長年の放置による故障や事故。
災害による車の一部悪化。
時間が経てば経つほど、走行距離や車体へのキズ、劣化等が原因で高く売ることは難しくなると思っていた方がいいでしょう。
こういった古い車は素人目に見れば価値が無さそうに見えてしまうのも無理はなく、廃車が妥当なのではないかと考えてしまいがちです。
しかし、たとえ古くてボロボロの車でも、諦めるのはまだ早いです!
動かなくなった車や何年も乗っていないような古い車であっても買い取ってもらうことはできるからです。
古い車を売るには買取業者の選択が重要になりますが、車の状態によってはそれなりの価格が付くことや、特に人気のある車種などは高額買取になることもあります。
一見して価値の無さそうな車でも利用手段はあり、買取業者はあの手この手で利益を出すノウハウを持っているため、廃車寸前の車でも売却することができるのです。
車は廃車にするのにもお金がかかってしまいます。
価値がない。廃車にしなければならない。と思っていた車にわずかでも価値が付いたり、あるいは無料で引き取ってくれる買取業者がいれば、損失なく処分することができ、お得ですよね。
古い車でも値段がつく3つの理由
理由①:海外で需要があるから
車を購入して10年が経過したり、10万kmを超過すると一般的に古い車として認知され、価値がグンと下がります。
そのため、ディーラーや中古販売店では、中古車としての買取価格がほとんど0に近いのです。
しかし、こういった車を古いと感じるのは日本人だけで、海外では10年が経過した車でも十分新しいと認識されています。
その理由は、日本車の品質が本当に優れていて、10年以上経っていても普通に使えることが多く、海外ではとても人気があるからです。
特に東南アジア諸国では古い日本車の需要が高く、高値で取引されています。
そこに目を付けたのが中古車買取業者や廃車買取業者で、日本では古いとされる車を積極的に買い取って独自の販売ルートを使って海外へ輸出しているのです。
最近の日本車は20万kmや30万kmくらいであれば特別な修理をしなくとも走ることができるため、高品質な日本車は海外では大活躍というわけですね。
特にトヨタの「ランドクルーザー」や「ハイエース」などは耐久性が優れているといった理由からとても人気があります。
理由②:部品やパーツに価値があるから
古い車とはいっても、修理しながら乗り続けている人はいます。
そこで需要が高くなるのが、「古い車の部品やパーツ」なのです。
自動車メーカーは一定期間が経過すると、部品の生産を中止します。
つまり、古い車に乗り続ける人は、同じ型の車の部品やパーツを入手するしかないのです。
こういった事情から、中古部品を専門に取り扱う買取業者も多数存在しています。
そんな中古部品を専門に取り扱う買取業者からしたら、古い車と言うのは貴重な部品やパーツの塊で宝の山なのです。
たとえ、車の車両状態がひどく、到底販売できそうにない車であっても、生きているパーツのみを再度販売することで価値を見出すことができます。
そのため、一般的には価値が無いとされる古い車も、ある程度の値段をつけることが可能になるのです。
また、これも理由①と同様、国内だけでなく、海外にも補修部品として需要があるため、国内以上の価値で輸出されることがあります。
さらに、車は鉄でできている部分が多くあり、その鉄に価値をつけることもできます。
鉄は1kg当たりいくらという風に取引されるため、車体の重さによって金額が前後します。
時期によって鉄の価格は変動しますが、こういった理由から廃車買取業者などはどんなにボロボロの車であっても買取を可能にしているのです。
理由③:中古車としての価値が十分残っているから
古い車、「価値がない」と思っているのはあなただけかもしれません。
最近の車は10年前の車でも性能が高く、実は中古車としての価値が残っていることも珍しくありません。
あまり、走行距離が多くなかったり、車庫保管で綺麗な状態が保たれていたりする車はただ年式が古いだけで中古車としては十分価値があります。
何度もお伝えしているとおり、日本車は性能がよく、見た目がボロボロでも少し手を加えるだけで、通常通り走ります。
車の車両状態にもよりますが、修理後、走行可能と判断されれば、修理され再度中古車として販売することが可能だからです。
また、特殊な例にはなりますが、20年以上経過している車でも「旧車」としてプレミアがついていると高額で買取してもらうことができます。
特に古いスポーツカーなどは高値で取引されています。
古い車パターン別売却先3種
古い車でも値段が付く理由は分かりましたね。
ただ、「古い車でも価値がある」と分かってはいても、買取業者の選択を間違えると本当なら値段のつく車に0円と買取価格が付かない可能性があります。
そんな、古い車の買取価値をあまり見出してくれないのが「ディーラー下取り」です。
最新型の人気車種と違って、古い車を少しでも高く売りたいなら売却先をきちんと選ばなければいけません。
しかし、「古い車」といっても、年式や車両状態、売却理由によっては、必ずしも専門業者が最高値でディーラーが最安値の買取査定額になるとは限らないため、どうしてディーラー下取りでは古い車に買取価格をつけてくれないのかを解説するとともに、理由別に最適な売却先を詳しく紹介します。
パターン1:新車に買い替えるなら「ディーラー下取り」
少しお伝えしましたが、基本的にディーラー下取りは古い車を価値なしとして0円の査定にします。
ディーラーは再販場所が限られているため、古い車を買い取っても売るところがないからです。
場合によっては処分費用を請求される可能性もあり、古い車の売却先としては最も不利と言えるでしょう。
しかし、新車に乗り換える場合は別です。
新車の購入が決まっているとき、大抵の場合は交渉して値引きをしてもらいます。
しかし、発売直後の新型車や大人気車種の場合、メーカーから値引きが制限されていることがあります。
そんな時に、本来は0円の古い車を高値で買い取り、実質的に新車の値引きにしてくれるということがあります。
ディーラー側も新車の値引きが0円、古い車の下取りも0円となると、アピールするところがなく新車を販売しづらくなってしまうため、価値がない車でも無理やり買取価格をつけて、その車を自社の代車などにするのです。
こうした理由から、新車購入の予定があるのなら、ディーラーでの査定がオススメです。
パターン2:買い替えの予定がないなら「中古車買取店」
特に新車に買い替える予定のない場合やディーラーの下取りで0円と言われたのなら、中古車買取店で1度査定をしてみるのがオススメです。
車検が残っている場合はなおさらで、古い車でも0円以上で売れる可能性があります。
車検が残っている車は「とにかく乗ることができればいい」という人にはピッタリで、中古車販売店で見かける10万円前後の車はこういった需要に応えるためにとにかく安い中古車として売られることになります。
中古車買取店は星の数ほどあるため、「車一括査定」を使うことをオススメします。
車一括査定とは、複数の買取業者への査定依頼が一度に行えるWebサービスのことで、自分で買取業者を1社1社探す必要がなく、査定額を比較することができます。
車の査定額を上げるには、複数の買取業者を競わせることも有効的で、車一括査定なら、面倒な交渉をしなくても、買取業者同士が査定価格を競って少しずつ値段を上げてくれます。
理由は、車一括査定を申し込んだということで他の業者も同じように車の買取を狙っているということがおのずと分かり、足元を見た査定をしにくくなるからです。
つまり、オークションのような状態になるため、楽に高く車を売ることができるというわけです。
〇車一括査定のオススメはカーセンサー
車一括査定は色々なサイトがあります。
そのため、どれを使うのが1番良いのか迷ってしまうでしょう。
正直なところ、車一括査定の仕組み自体に大きな差はありません。
注目したいポイントは依頼できる買取業者の数つまり、提携している買取業者の数です。
提携している買取業者が多いということは、古い車を買い取ってくれる買取業者が見つかる可能性が高いということです。
そこでオススメなのが「カーセンサー」です。
他の車一括査定サービスのサイトと比較したときに圧倒的な提携業者数を誇り、大手~町の中古車屋さんまで幅広く依頼できるのが「カーセンサー」なのです。
また、車一括査定を利用する際のデメリットと言える、営業電話に関しても、「カーセンサー」なら、買取業者に連絡の希望日時を伝えたり、メール希望にすることもできるので安心です。
パターン3:中古車買取店で0円査定なら「廃車買取業者」
新車を購入する予定もなく、中古車買取店でも0円と査定されたなら、古い車や廃車を専門に扱う、廃車買取業者に売却しましょう。
中古車買取店でも0円になってしまった車は車検もなく状態も悪いため、車としての価値はないものとみなされます。
仮に再販できたとしても、利益が見込めない車を買取業者側も購入しようとは思いませんよね。
しかし、そういった車であっても古い車や廃車を専門に扱う廃車買取業者にとってはお宝となる可能性があるのです。
その理由は2章でお話した、「海外輸出」「パーツ取り」の方法があるからです。
廃車買取業者は中古車買取店とは違う目的で古い車を仕入れているため、必ずしも動く車である必要はないのです。
たとえ動かなくても、錆びていても、事故車であっても、買取店で0円と査定されてしまったときにはこういった「廃車買取業者」に依頼すれば0円以上の価値を見出してくれるでしょう。
最後の砦「廃車買取業者」BEST3
どんなにボロボロの車でも、他の買取業者に0円以上の価値は行けられないと言われた車でも、「廃車買取業者」なら前向きな買取価格を提示してくれる可能性が高いということは分かりました。
とはいっても、廃車買取業者は中古車買取店などに比べると数が少なく、中には悪質な業者も存在します。
そこで、ここで、私が調べてみた中での「廃車買取業社」ベスト3を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
第1位:ハイシャル
廃車も故障車も「0円以上の買取保証」を行っています。
つまり、どんな車であっても処分料が取られないということです。
必ず0円以上で買取をしてくれるため、ボロボロの車でも廃車にする費用がかからないのが何といっても最大の魅力でしょう。
古い車を何としてでも売りたいのであれば、検討したい廃車買取業者です。
また、動かない車など、引き取りの際にレッカーが必要になったとしても無料で用意してくれるという点も大きなポイントです。
レッカー費用は場合によっては3万円ほど請求されてしまうこともあるため注意したいところでしょう。
さらに、廃車に必要な手続きを代行してくれるほか、還付金の手続きまで行ってくれます。
第2位:廃車本舗
業者独自のノウハウのもと廃車買取を行っているため、動かない車を無料で引き取りに来てくれるほか、専門のスタッフの手厚いサポートも魅力です。
そのため、初めて車を売る人であっても、スムーズに取引ができるだけでなく、安心感も得られます。
全国各地に拠点を設けているため、近所の店舗を探せるといったメリットが魅力です。
第3位:カーネクスト
事故車や故障車など、古い車を0円以上の保証で買取してくれます。
海外にも販売ルートがあり、古い車を高く売ることを検討している場合にはとてもニーズがあります。
また、日本では廃車扱いになるような事故車でも高く買取してくれます。
古い車で査定を断られてしまっても、カーネクストであれば前向きな査定を行ってくれる可能性があります。
古い車を少しでも高く売る5つの方法
古い車を売ることができるというのはもう分かりました。
しかし、売れるとはいってもその金額は微々たるもので、資産価値とは到底呼べないような場合がほとんどです。
でも肩を落とす必要はありません!
古い車であっても、少し工夫するだけで高値が付く可能性もゼロではないのです。
5‐1:実績のある廃車買取業者を選ぶ
査定を無料で行っている廃車買取業者が多く、気軽に見積りを頼むことができます。
買取実績をホームページで公表している廃車買取業者、もしくは古い年式の車の買取実績がある、この2点を基準に業者を選びましょう。
中でも、事故車ではない、古い車の買取実績があれば、比較的高く買い取ってくれる可能性があります。
5‐2:自分の車の相場価格を把握する
古い車を少しでも高く売るためには、相場を知ることが重要です。
車の相場はディーラーや買取業者のサイト、雑誌などで調べることができます。
サイトでは、下取りの参考価格がシュミレーションできて便利です。
また、一括査定を行うのも1つの方法です。
1度の登録で複数の買取業者に査定の申込みができるため、相場に近い価格が分かります。
知人に車好きな人がいれば、そういった人に相場を聞いてみるのも1つの手段ですね。
5‐3:複数の買取業者を比較する
古い車の中には、事故車などで価格が付きにくいケースもあります。
そこで大切になるのが、買取業者を選ぶときに複数の業者を比較するということです。
手数料がかかるのか、かかる場合はいくらになるのか。
還付金はきちんと返金してもらえるのか。
などは金額に直結してくる部分なので大切なポイントです。
買取実績なども参考に買取価格の内訳や買取の条件を明確に提示しているかなど、比較することで最も自分にあった買取業者を選択することができるようになります。
5‐4:車を綺麗に掃除する
結論から言うと、車を綺麗に掃除したからといって、買取価格が上がるわけではありません。
では、なぜ車を綺麗にするのが少しでも高く売る方法につながるのか。
それは綺麗な状態だと査定士に印象が良く、評価が上がる可能性が高まるからです。
車のメンテナンスを定期的に行っているんだな、といった判断をされるため、良い印象を与えることができます。
ただし、車のボディは洗車機で洗車する程度にしましょう。
キズ等を素人が直そうとすると、逆にキズを目立たせてしまう原因になりかねません。
そうなると、査定評価は大幅に下がってしまう結果になるので、注意が必要です。
車の掃除に関しては、ボディよりも車内に目を向けましょう。
ゴミは当然取り除き、できれば荷物なども全て出して、購入時の状態にしておけるといいでしょう。
また、車内でタバコを吸う場合や、ペットを乗せていた場合などは臭いを消臭したいところです。
5‐5:海外での取引実績のある買取業者を選ぶ
何度もお伝えしている通り、日本では走行距離が10万kmを超えたり、購入してから10年が経過すると価値がグンと下がります。
しかし、海外では50万kmを超えていても価値があると評価されます。
それは、日本車の品質がよく、壊れにくいといった理由で、海外では大変人気があるからです。
古い車を売りたいと考えているのであれば、海外での取引のある買取業者を選ぶのは必須といっても過言ではないでしょう。
日本では価格のつかない車が、海外で高額な価格がつくというのは珍しいことではありません。
まとめ
古い車でも売ることはできます。
修理してまた車として販売するだけでなく、部品を取り出したり、海外に輸出することで利益を出せるからです。
また、その全てで価値が見いだせない場合でも、車は鉄でできている部分が多くあるため、それらを買い取ってもらうことができます。
金額は微々たるものかもしれませんが、廃車にするのにも費用がかかってくるので、ぜひ1度は査定に出してみましょう。
そのときにおすすめなのが「一括査定」です。
1度の情報入力で複数の買取業者へ査定の依頼ができるため、最も高額で売却するチャンスが生まれます。