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高速道路のETCカード利用率は2022年9月時点で94.1%と、ほとんどの高速道路利用者がETCカードを利用しています。
そのような現状からか、首都圏ではすでにETC専用の料金所への変更が2022年春から順次行われていますが、NEXCO中日本と西日本では一部で実施されていたETC専用料金所を今春より新たに合計40カ所と、大幅に拡大することを発表しました。
今回は、NEXCO中日本・西日本のETC専用料金所の大幅拡大とETCを使用できない車で誤ってETC専用料金所に進入した際の対応方法を中心に紹介いたします。
このページの目次
ほとんどの料金所が2030年にはETC専用化へ
国土交通省と高速道路会社6社(NEXCO東日本・中日本・西日本、首都高速道路、阪神高速道路、本州四国連絡高速道路)では、2020年12月に「ETC専用化等のロードマップ」を公表しました。
それによると、都市部では2025年、地方部では2030年をめどに、ほぼすべての高速道路料金所でETC専用化を完了させる計画を示しています。
将来的には通行料金の支払いはETCカードに一本化されることになりそうですが、今回のNEXCO中日本・西日本の発表から、この計画が本格的に全国へ広まり始めたといえるようです。
ETC専用に新たに変更されるICと変更日
NEXCO中日本では東海地方を中心に23料金所が対象
NEXCO中日本では3月13日から4月11日にかけて、下記の23料金所で一般レーンが廃止されETC専用料金所に変更されます。
※カッコ内は変更実施日
・中央自動車道の韮崎IC(3月13日)と国立府中IC(3月22日)
・首都圏中央連絡自動車道の高尾山ICと寒川北IC(いずれも3月22日)
・中部横断自動車道の増穂IC(3月13日)
・名古屋第二環状自動車道では有松IC(内回り)、鳴海IC(内回り)、植田IC(内・外回り)、上社南IC、千音寺南IC、富田IC(内・外回り)、南陽IC(内・外回り)、飛島北IC(内回り)の11料金所(いずれも4月4日)
・東海環状自動車道は東員IC、大安IC、養老IC,大垣西IC(4月10日)に可児御嵩IC、せと品野IC(4月11日)を加えた6料金所
・新名神高速道路の菰野IC(4月10日)
NEXCO西日本では四国・九州を含めて17料金所が変更に
NEXCO西日本では3月18日に下記の17料金所の一般レーンが廃止され、ETC専用に変更されます。
・名神高速道路の瀬田西IC
・新名神高速道路の信楽IC
・京奈和自動車道の精華学研IC(奈良方面への入口、奈良方面からの出口)
・舞鶴若狭自動車道の大飯高浜IC
・播磨自動車道の播磨新宮IC
・湯浅御坊道路の広川南IC
・第二京阪道路の城南宮北IC(入口)
・山陰自動車道の宍道IC
・浜田自動車道の旭IC
・高松自動車道のさぬき三木IC、さぬき豊中ICの2料金所
・徳島自動車道の土成IC
・松山自動車道の土居IC,内子磯崎ICの2料金所
・今治小松自動車道のいよ小松北IC
・東九州自動車道の行橋IC
・東九州自動車道(宇佐別府道路)の安心院IC
誤ってETC専用料金所に進入した際は?
誤進入時にはサポートレーンを利用
ETC車載器非搭載車などETCが使用できない車で誤ってETC専用料金所に進入してしまった際には、「ETC/サポート」または「サポート」と書かれたレーンに進入して一旦停止し、係員の指示に従うことが必要です。
誤って進入したからと、バックやUターンをすることは大変危険ですので、決して行わないようにNEXCOでは呼びかけています。
入り口や本線上には、ETC専用の表示を設置
ETC専用に変更された料金所では、一般道からの入り口や高速道路の本線にある案内標識に、「ETC専用ONLY」と表示された標識が設置されますので、ETCを使用できない車にお乗りの際には見落とさないように気をつけましょう。
まとめ
今回は、NEXCO中日本・西日本のETC専用料金所の大幅拡大とETCを使用できない車で誤って料金所に進入した際の対応方法を中心に紹介いたしました。
今後もETC専用料金所に順次変更されていくことが予想されますので、現金やクレジットカードで通行料を支払っている方は、高速道路を利用する際には、事前にNEXCOの最新情報を確認するなどの注意が必要となるようです。
【参考】
● NEXCO中日本「2024年春から23料金所がETC専用料金所になります~ETC専用料金所では、ETC車でのご利用をお願いします~」