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全国のガソリン価格は、資源エネルギー庁が発表した6月19日現在の全国平均小売価格がレギュラーで170.1円/L、ハイオクは180.9円/L、軽油が150.0円/Lと、相変わらずの高止まり傾向が続いています。
また政府によるガソリン補助金も9月30日で終了させることを、5月26日に経済産業省が明らかにしました。
このような昨今ですが、コインパーキングなどを運営するパーク24株式会社では、2023年2月に同社のタイムズクラブ会員対して「クルマの利用頻度とガソリン価格」のアンケートを行い、5,949名の有効回答を得ています。
今回はガソリン補助金と、このアンケート結果について紹介いたします。
このページの目次
ガソリン補助金が終了へ
ガソリン補助金は燃料価格の高騰をうけ、ガソリン、軽油、灯油、重油を対象として、2022年1月から始まっていますが、2022年4月からは35円/Lを上限に補助されていました。
またレギュラーガソリンの全国平均小売価格が170円/L(4月25日週以降は168円/L)を超過した場合は、上限を超過した分の半分が補助されています。
すでに2023年1月より補助金の上限は、毎月2円ずつの段階的な引き下げが始まっており、1月には33円/Lであった補助金上限も5月は25円/Lへと引き下げられました。
今回の経済産業省の発表では、6月以降は2週間ごとに補助率を1割ずつ減らしていき、9月末でガソリン補助金を終了する方針であるというものです。
今後の情勢次第で10月以降も柔軟な対応をするそうですが、燃料価格の高値安定は続くことも予想されます。
ガソリン価格によって、車の利用頻度に影響はあるのか?
ここからはパーク24株式会社のアンケート結果を紹介いたします。
半数以上の人が、ガソリン価格による車の利用頻度に変化がない
「ガソリン価格によって車の利用頻度に変化があるか」の質問では、全体の56%の人が「変わらなかった」と回答しており、「変えたいが変えられなかった」が27%、「変わった」が18%の回答結果となりました。
車の利用状況別の回答では毎日利用する人では、「変えたいが変えられなかった」が48%と「変わらなかった」の43%よりも多くなっており、毎日利用する人にとっては車が生活必需品であることから、車の利用をやめたくてもやめられない人が多いと考えられるようです。
変えられない、変わらなかった理由では利便性がトップ
「変わらなかった」、「変えたいが変えられなかった」と回答した人に、その理由を質問したところ、「クルマでの移動に利便性を感じる」が全体の36%と最も多く、次いで「通勤・通学などでクルマを利用している」の28%、となりました。
車の保有・非保有別では、保有者は「通勤・通学などでクルマを利用している」が48%と最も多く、カーシェアリングなどを利用する非保有者では「クルマでの移動に利便性を感じる」が46%と最も多い回答となっています。
高いと感じるガソリン価格について
高いと感じるガソリン価格も上昇
レギュラーガソリンで高いと感じる価格の質問では、1Lあたり150円以上が29%と2年連続で最も多い回答となり、2018年のアンケートでは130円以上が41%と最も多かったのですが、今回は14%と少数にとどまりました。
実際のガソリン価格上昇に連れて、消費者のガソリン価格への感覚も変化しているようです。
対策として会員割引やカード特典を利用する人が多い
ガソリン価格が高いと感じるときの工夫についての質問では、「給油時に会員割引やカード特典を活用する」が56%と最も多く、次いで「少しでも安いガソリンスタンドを探して給油する」が50%、「急加速・急減速などを避けたエコドライブ を心がける」が40%と続いています。
「何もしない」は9%とわずかで、ほとんどの人が何かしらの工夫をしているようです。
まとめ
今回はガソリン補助金と、「クルマの利用頻度とガソリン価格」についてのアンケート結果について紹介いたしました。
ガソリンや軽油の価格が高い状況下でも、車は生活必需品のひとつとして、多くの人が車の利用頻度を変えたくても変えることができないことが、おわかりいただけたかと思います。
今後の世界情勢によっては再び価格高騰も考えられますので、ガソリン補助金終了後にも小売価格の安定をはかる対策を期待したいものです。
【参考】
● 調査の結果|石油製品価格調査|資源エネルギー庁
● パーク24株式会社「ニュースリリース(2023年6月9日)」