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燃料代の高止まりが続く昨今ですが、燃料節約や環境への配慮からエコドライブを意識しているドライバーも多いようです。
また、世界的にも脱炭素化を目指している現代では、EV車(電気自動車)がガソリン車やディーゼル車に台頭する波が押し寄せています。
そのような状況の中で、時間貸し駐車場をはじめとしたドライバー向けの各種会員制サービスを運営しているパーク24株式会社が、同社の運営するサービスを利用者向けに「環境意識」に関するアンケートを行い、2023年5月9日にその結果を発表しました。
今回はこのアンケート結果を中心に、紹介いたします。
このページの目次
環境に配慮したエコドライブ、その実施状況は?
全体の81%がエコドライブを実施!
今回のアンケートの中では、幅広い年代層に「環境に配慮した運転のエコドライブを実施しているか」を質問しましたが、81%の回答者が「エコドライブをしている」と回答しました。
年代層別でみてみると、20代以下が77%と最も低く、60代以上では85%と年代層が高いほど、エコドライブの実施率が高くなっています。
エコドライブの方法では「急加速・急減速を避ける」が最多
具体的に実施しているエコドライブの方法に関する質問(複数回答あり)では、「急加速・急減速を避ける」が73%と最も多い回答となりましたが、この方法はエコなだけでなく安全運転にも繋がりますので、誰もが実施しやすい方法だといえるでしょう。
2番目に多かったのが「アイドリングを避ける」の34%で、以下は「エコ対応の車に乗っている」の23%、「クルマを定期的に整備する」と「不要な荷物を下ろす」が18%、「エアコンの利用を控える」が16%で続いています。
エコドライブを実施していない人の理由は?
エコドライブの実施をしていないと回答をした人にその理由を質問したところ、最も多い回答は「具体的な方法がわからない」で、全体の33%を占める結果となりました。
年代層別では20代以下が38%、60代以上では26%と年齢層による違いが大きいようです。
次に多かったのが「自由に運転したい」で21%となっており、以下は「運転に集中して余裕がない」が14%、「あまりクルマに乗らず、実践することがない」が13%、「興味がない」が9%、「個人の行動では影響が少ないと思う」が5%で続いています。
購入したいクルマのエンジンタイプや選ぶ理由は?
最も多いのはHEV車でした
今後購入したいクルマのエンジンタイプでは、最も多かったのはHEV(ハイブリッド)車で全体の34%を占めています。
HEV車は各年代層別でもトップになりましたが、20代以下では41%と他の年代層に比べて多い回答結果となりました。
次に多かったのはガソリン車で全体では18%を占めており、以下はEV車が11%、PHEV(プラグインハイブリッド)車で5%、ディーゼル車の2%と続いています。
年代層別でみてみると、EV車は20代以下では7%と低いものの、60代以上では16%と同年代のガソリン車の13%を上回る結果となりました。
エンジンタイプ別で選ぶ理由は、さまざまです
今後購入したいエンジンタイプを選んだ理由として最も多かったのは、HEV車では「燃料費の節約になる」が48%を占めました。
続いてガソリン車では「燃料補給をする場所などのインフラが整っている」が27%、EV車では「環境にやさしい」が52%、PHEV車では「燃料費の節約になる」で38%、ディーゼル車も「燃料費の節約になる」で44%と、それぞれ最も多い回答となっています。
なお、EV車を選んだ人で「燃料費の節約になる」を選択した人は20%と少なく、環境に配慮して選ぶ人のほうが多いようです。
まとめ
今回はパーク24株式会社が行った、「環境意識」に関するアンケートの結果を紹介いたしました。
多くのドライバーがエコドライブを実施していることと、今後のクルマ購入の際にも燃料の節約だけでなく、環境面での配慮をしていることがお判りいただけたかと思います。
【参考】
● パーク24株式会社「8割以上がエコドライブを実践! 購入したいクルマのエンジンタイプは「ハイブリッド」がトップ! 」