- 横断歩道で自転車にまたがった人が待っていた場合の車の停止義務は? - 2024年11月17日
- 上京時に車はどうする?売却するべきかどうかの判断基準について - 2024年9月27日
- 車買取で勝手な減額をなしに!悪質業者から身を守る簡単な方法とは - 2024年9月19日
円安が続いている関係で、輸入車の販売には逆風が続いている昨今ですが、2022年の輸入車新規登録台数が、JAIA(日本自動車輸入組合)より2023年1月に発表されました。
今回は2022年1月~12月までの1年間を対象に、登録台数のメーカー別ランキングや車種別ランキングにあわせて、都道府県別ランキングも紹介いたします。
このページの目次
輸入車全体(海外メーカー車)での販売台数は前年比割れに
2022年の1年間に日本国内で新規登録された海外メーカー生産車(乗用車のみ)は、240,758台と前年の258,637台を下回り、前年比93.1%の結果となりました。
また、海外で生産された日本メーカー車(乗用車のみ)の新規登録台数は、37,289台と前年の56,352台を大きく下回り、前年比66.2%となっています。
これらには半導体など部品調達の問題による生産遅延や、円安による影響が考えられるようです。
車種別の登録台数には大きな変動がありました
メーカー別では前年比増でメルセデスがトップをキープ
2022年の1年間の輸入乗用車新規登録台数をメーカー別にみてみると、海外メーカー車ではメルセデス・ベンツが前年比101.3%の52,359台と、前年に続きトップとなりました。
2位にはVWが前年比91.5%の32,226台で入り、3位にBMWが前年比86.0%の30,887台、4位にはアウディが前年比92.1%の20,750台、5位にBMW MINIが前年比105.5%の19,208台で続いています。
ここまではドイツ勢が独占していますが、6位にはボルボが前年比97.2%の16,166台、7位にはJeepが前年比66.4%の9,478台、以下は8位ルノー、9位プジョー、10位ポルシェと続く結果となりました。
車種別ではBMW MINIが7年連続のトップに!
次に輸入乗用車新規登録台数を車種別にみてみると、2022年の1年間で最も多く登録された海外メーカー車はBMW MINIで、19,207台と7年連続の輸入車トップに輝いています。
2位には2021年にフルモデルチェンジを行ったメルセデス・ベンツのCクラスが14,111台と2019年以来のベスト3に返り咲きをはたしました。
続いて3位には前年5位からランクアップしてVWのゴルフが9,241台、4位にボルボの60シリーズが7,569台、5位には前年2位からランクダウンでVWのT-Crossが6,570台と続いています。
10位にはメルセデスのGクラスがランクイン
続いて6位~10位の結果は、6位にVWのポロが6,368台、7位にボルボの40シリーズが6,343台で続き、8位にはVWのT-Rocが5,123台、9位にBMWの3シリーズが5,117台、10位にはメルセデス・ベンツのGクラスが4,807台と、BMWの主力車種3シリーズに迫る勢いでランクインしました。
一方で昨年は8位にランクインして今回はランク外となったJeepのラングラーは2022年11月にフルモデルチェンジ、同じく昨年10位にランクインしたメルセデス・ベンツのAクラスは、2022年秋にビッグマイナーチェンジが行われましたので、2023年はそれぞれの巻き返しにも注目したいものです。
都道府県別の輸入車の新規登録は?
輸入乗用車新規登録台数(海外メーカー車のみ)を都道府県別にみてみると、1位は前年と同様に東京都で41,121台となりましたが、2位は神奈川県で22,473台、3位には愛知県が21,615台、4位に大阪府の17,735台、5位は兵庫県で12,600台、6位は埼玉県で12,465台、7位に千葉県が10,788台と続いています。
トヨタ自動車のお膝元である愛知県が、意外にも輸入車購入が多いのは少し意外な気もしますが、都道府県別の軽自動車を含む乗用車保有台数が4,225,480台(自動車検査登録情報協会・2022年11月時点)と全国で一番多いことから、納得できる順位ともいえるでしょう。
まとめ
今回はJAIA が発表したデーターをもとに、2022年の海外メーカー輸入車の登録台数メーカー別ランキングや車種別ランキングに加えて、都道府県別ランキングを紹介してまいりました。
2023年はBMW MINIのフルモデルチェンジなど、魅力ある輸入車の日本市場投入が予定されていますので、今後もランキングの推移が気になるところです。
【参考】
● 輸入車新規登録台数(速報) 発表資料 | JAIA 日本自動車輸入組合